ひょんなことから興味を持って知り得た情報を公開します
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地 震 の メ カ ニ ズ ム |
超大陸と分散形陸地;地面は動いているのです
ともあれ左の図を見て下さい。当たり前の世界地図です。右は日付変更線で切って反対側に合わせたもの。更に、オーストラリアを左斜め上に押し上げると何となく一つの大陸になるように見えませんか? | |
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地球の歴史45億年の中で陸地が出来てから35億年と言われているのですが、その後およそ4億年を周期に一つの大陸から現在のような分散した状態を繰り返してきたという説があるのです。現在はと言うと、今から2億年から2億5千万年前に一つだったようですから、ちょうど収縮期に入っているということですか?これが以下で説明するプレートの移動、ひいては地震の原因となって行くのです。 ちなみに今回(2012・04・11)のスマトラ沖の地震ですが、インドプレートとユーラシアプレートが接している下に、オーストラリアプレートが潜り込んでいる所が震源地だったのです。補足ですが、そのスピードは年80oと言うことで、オーストラリアはインドネシア諸島を押しつぶす様にしてタイ・ベトナム方向に移動しているということになります。日本は?というと、日本海溝に沈み込むか、朝鮮半島と一体化するか!!!・・・。 今回(2015・04・25)のネパール地震は、インドプレート(昔はインド洋上にあった島)がユーラシアプレート(中国大陸)にぶつかり、潜り込んで押し上げている(ヒマラヤ山脈)所が震源地ということです。 |
地球と卵;構造的にはとてもよく似ているのです。
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まず、ゆで卵を作ります。次に殻を12・3枚に分かれるように上手に割って剥きます。この殻が地球で言う地殻(大地)でそれぞれが“プレート”です。残った身を真っ二つに切ると中央に黄身、外側に白身となっています。白身が“マントル”粘度の高い溶岩で、これが動いていて、上にのっかているプレートがつられて動いていると言うわけ。黄身は地球の核“コア”外核と内核の二層で、外核は粘度が高く、最も温度が高くておよそ6000度。内核は冷えてすでに固まっているようです。主成分は鉄で、重い物質だから真ん中にある。反対にプレートは軽いから一番外側に浮いているということになります。 地球規模の工学的にいえば、我々人間は最も活性の少ないプレート(スラグ;不純物)の上に乗っかって、生かせてもらっているということです。最近鉄がないと騒いでいますが、純度の高い鉱物(鉄)資源は地球の一番奥に有って、マントル対流で剥がされ持ち上げられて地表に出てくればいくらでもあるということになりますが???。それに近いものが、太平洋の真ん中に転がっており、サルベージ船で拾い上げる事を考えている御仁がいるとか? |
十数枚のプレート;この動きが直接の地震の原因。
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上で割った大小十数枚と言われる殻を、元の白身の上に貼り付けてみると、なかなかうまく行かずに、重なり合うところや隙間の出来るところ、両方が盛り上がるところなどいろいろ出来ます。このそれぞれが実際の地球上のプレートの状況です。中身である白身“溶岩;マントル”が温度差と地球の自転や自ら発生させている磁気で対流しており、この流れに乗ってプレートは動いているのです。また隙間の有る所からは溶岩が吹き出し、粘度が高ければ盛り上がり、粘度が低ければ火山となって吹き上がる。その動きは年数pと言われています。 大陸が一つになったり、分解したりこの周期が4億年とも5億年ともいわれるのが解る気はしますが?やはりピンと来ないのが事実ですね!。 |
地震のメカニズム;色々あるのですが
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一般的なプレートの状態 (ユーラシア大陸“日本”の下に太平洋プレートが潜り込んでいる状態である) |
跳ね上げ型 上のプレートが歪みに耐えきれなくなって元に戻り(地震)、海が盛り上がり津波が発生する |
滑り込み型 下のプレートが異常に滑り込んだ場合(地震)、一旦海がへこみその反動で流れ込みが起きて津波が発生する? |
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日本は? 上段の状況で、太平洋側のすぐの所に太平洋プレートの上から〔千島・カムチャッカ海溝〕〔日本海溝〕〔伊豆・小笠原海溝〕〔マリアナ海溝〕。フィリピン海プレートの〔相模トラフ〕〔駿河トラフ〕〔南海トラフ〕〔琉球海溝〕と盛りたくさん・・・・・。深さは六千メートルから八千メートルなんと富士山の二倍から三倍の深さがあるといいます。さてどうなるのでしょうか???・・・・ 日本海溝に沈むが早いか?朝鮮半島に吸収されるのが早いか??? |
破壊型 プレートがぶつかり盛り上がったもの(ヒマラヤ山脈)また、横にずれるものもあり、断層と呼ばれるものもこの小規模なものである |
吹き上げ型 プレートの生まれる所である。太平洋の真ん中にあり、三千メートルもの山の峰(海嶺)となり左右に動いている |
世界の中の日本の状況;とにかく多いのです。
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とりあえず左の世界地図は、小生の息子が高校時代に使っていた世界地図に載っていたもので、赤い線で区切ったのがプレートである。一般に12のプレートが示されているようである。 日本に関係するのは@ユーラシアプレートA太平洋プレートBフィリピン海プレートD北アメリカプレートの四つである。 |
その上に、国際地震センターの資料からマグニチュード4以上の地震の分布を写したものである。プレートの境が震源であることが解る。 ほとんど国の輪郭が見えない。とにかく日本は世界的にもやたら多いのがこれで解るというものである。 |
日本全体の状況;とにかく多くて当然なのです。
![]() @ユーラシアプレート A太平洋プレート Bフィリピン海プレート D北アメリカプレート 緑の線は構造線、平たく言うと地面がズレている所である。横にズレたり、上下にズレたり時には盛り上がったり凹んだりするのである。 我が新城は、下方横に走る中央構造線の中に位置している。 東海地方はと言うと、お目出度いことに、構造線と構造線の間に挟まれているわ、フィリピン海プレートが潜り込んで、相模トラフから駿河トラフへと伊豆半島でぶつかり向きを変え、南海トラフへと続く正にお祭り状態なのである。 |
最近の話で、D北アメリカプレートの境が、図中@の右緑の線ではないかとの話が出ているとか?・・またまた最悪!・・・・・ |
東 海 地 震 の 現 状 |
歴史からの現状;最悪です。
今起きても不思議ではありません。
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プレート同士の滑りで起きると成れば、耐えられる摩擦力は一定で、プレートの移動する早さもほぼ一定(80o/年)と言うことで、地震は必然的に一定の周期で起きる事になるわけです。 左の年表は、あっちこっちから調べたものですが、明らかに東海沖の地震が少ないのです。勿論全くないわけではありません。 1889年;M7.0三重南部 1935年;M6.4静岡中部 1945年;M6.8三河地震 1965年;M6.1静岡地震 三河地震では2,300人の犠牲者が出ました。 M8の甚大な被害をもたらす地震が来ていないのです。 小さい地震の連発で消耗してくれると一番良いのですが?・・・・・ |
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何故マグニチュードM 8,0 を気にしているのか? それはですねー、話すと長くなるので出来るだけ短くすると。次の理由です。 マグニチュードとは地震のエネルギーを表しているのですが・・・・・(漫画の『ドラゴンボール』で孫悟空が出す元気玉を想像してくれればいいです)その筋の計算だとまずマグニチュードMが0,2上がるごとにエネルギーは二倍になるのです。 そこで、過去の地震を調べると、M6,0 ではほとんど大きな被害が出ていないのですがこのエネルギーを1とすると M6,0・・・・・・1 M7,0・・・・・・32倍 M8,0・・・・・・1024倍 と、とんでも無いことになって大被害が起きるのです。当然M8.2なら2048倍 M8,4なら4096倍 自分一人で、自分のクローン人間4000人と喧嘩するようなものですね?・・・・・ 東海沖地震はそれくらいの規模のものが想定されているのです。 ちなみに、2004年12月26日のスマトラ沖地震ではM 9、0と言うことで32768倍となります。 |
地 面 の 状 況;限界です。
海底の状況(希望的観測かな?)
![]() まず右上から、太平洋プレートがユーラシアプレートと下に向かってフィリピン海プレートの下に潜り込み、8千メートルから一万メートルの日本海溝と伊豆小笠原海溝を作って、年間10pの速さで潜り込んでいいると言われています。 問題のフィリピン海プレートは、太平洋プレートの潜り込みによる押し上げと火山島生成によると思われる数千メートルの伊豆・小笠原海嶺と九州・パラオ海嶺を載せてユーラシアプレートの下に潜り込み、南海トラフを作り、年間3pの速さで潜り込んでいるようです。 こうなると、東海から四国に掛けては四国海盆で、左右の海嶺がユーラシアプレートに引っかかるように働き、動きも遅いし、それだけ地震の周期も遅れる?その代わり起きたときは、ふたつの海嶺が欠けるか、滑り込む時なので、でっかい地震が来ることになる?のかなー???・・・・・・。となると、相当な歪みが起きていると思われるのですが???・・・・・。 |
実際の歪み量(データーが古いので?・・・・何せ十年一昔前の講習会で得たものなので・・・悪しからず・・・・・)
(最近のものを探すのですが見つかりません・・・・ご存じなら教えて欲しいです・・・・・)
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国土地理院が毎年出しているものでだいたい3p〜10p動いて(歪んで)いる | 北海道の十勝沖地震の後のもので、歪みが戻ったことを示すものである。 | 上下方向の歪み量です。伊豆から愛知までおよそ200qの間で最大2メートルの歪みが出ていると聞きました?。 | 水平方向の歪み量です。この間幾度かの群発地震が有っての事ですから、現在はもっと歪んで来ているはず? |
地殻(石)が潰れるのは五万分の一から一万分の一だとか。もう限界が来ています? |
2035±15 |
上記の数字は、東海沖地震が起きるであろう年の予想の範囲だそうです。
知り得た情報は、全て最悪でした。早い話が今起きても不思議ではない状況にある!と言うことです。
『地震3兄弟』という言葉が最近耳にします。東海沖地震・東南海沖地震・南海沖地震の三つを指し、最悪この三つが
一度に起きるか次々に数日のうちに起きると言う予想です。過去の歴史からも、また、最近のスマトラ沖
地震、九州の福岡沖地震でも実証されています。
今日今からでも防災に取りかかるべきなのです・・・・・・・・・・・が・・・・・・・・・・・・・あなたはどうしますか??????
我が家の自主防災 |
弱ったものです 実はほとんどなーんにも出来ていないのです・・・・・・・・・・・
とりあえず出来るところからということで、煙・火災感知器三台と、市の補助申請でタンスなど三台を固定しました。 何となく、ホッとしています。同じような金具を買ってきて予防をしてゆきたいと思っています。 |
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煙・火災感知器 | 金具1 | 金具2 | 金具3 |
とりあえず
1,余震のうちに、潰れない位置に移動する。
寝ているときにタンスの下敷きになってぺしゃんこにならないようにすること!!である。
余震は本震の前に来る揺れで、“これから大きな地震が来るぞー”という前触れである。早いものは一ヶ月も
二ヶ月も前に来るし、遅いものは数分、数十秒というものもあるけれどとにかく、次に来る大きな揺れに備え
移動することである。勿論火元となるものの消化などはこの間に、対応しておくことである。
2,30秒を生きる。
本震で30秒を超すものはほとんど無いとのこと、この30秒をやり過ごすことである。
とにかく、30秒を生きる。次の空白の間に最善の行動を起こすことである。最早何時来てもおかしくない状況
なのだから、覚悟をしていれば、次の行動はイメージトレーニングや、自分家用のマニュアルを作っておけると
いうものである。
日頃に備える
1,まずここから
@ 貴重品など非常持ち出しものの位置確認・まとめておく!
A タンスなど箱物の固定、または日常の生活空間からの排除・移動!
B 上履き・クツを身近に用意・・・・・・・・・・・・飛散するであろうガラスの上を歩けるように
C 風呂の浴槽には常時水を張っておく・・・・・・・・・・・・最低限の消火または非常用である
(夜風呂に入ったら翌る朝まで抜かないでおけばよい)
D
2,出来ることなら
@ 非常食の備え・・・・・・・・・・・非常食 缶詰 水 (携帯燃料)
5日〜7日位をめど(災害普及の援助体制も出来てきているのでこれ位で十分であろう)
年に数回はキャンプ気取りで食料の更新をすると良い
A 燃 料・・・・・・・・・・・・携帯燃料 灯油 ・軽油 ・ガソリン
ガスコンロなど暖房用も含め、電気に頼らないものがよい
B 情報収集器具の用意・・・・・ラジオ 無線 携帯電話
C 照明器具の備え・・・・・・・・・・自家発電機 (100ワットが1アンペアとして多少余裕があると良い)
D 作業道具の備え・・・・・・・・・・発電機 燃料 スコップ 鉈 鋸切 チェーンソー
E 仮住まいの用意・・・・・・・・・・テント 寝具(毛布)