2.音の良いホールと悪いホール


(イ)   最近の音の良いホールは
    楽器の直接音(1次音)が直に各客席に均等に聞こえるようになっています。

    客席では演奏者の音が直に聞こえるのでクリアーで細かい音まで聞こえます。
    但し、演奏者の上の天井が高く演奏者の出した音がそこに残らないので演奏はやりにくいです。


(ロ)   古い約30年前に建てられたホールは多目的なのでホーンのように演奏部分は狭く、
    客席が広く拡がる設計が多いです。

    つまり
    楽器の音がホールに反射してその反射音(2次音)が客席に均等に聞こえるような設計になっています。

    そのため音の抜けが悪くて分離が悪いですが、
    
演奏者にとっては自身の音や隣の音が良く聞こえるのでアンサンブルがし易いです。