D/Aコンバーターの製作
2003/11/08
DAC−1
DACは24ビット192K対応の8倍オーバーサンプリングデジタルフィルター内臓の
PCM1738です。
データシートによるとダイナミックレンジが117db,
THD+N:0.0004%(標準)です。
1チップですので配線によるジッタが少なくなります。
入力はコアキシャルが2系統、オプティカルが2系統です。
デコーダーはCS8414で96KHz対応です。
デジタル入力信号はインバーターでTTLレベルにして波形整形し、
4入力の切り替えに入ってからフリップフロップにて100MHzのクロックにて打ち直します。
そしてデコーダーCS8414でデコードされたSDATA,SCK,FSYNC信号を
抽出されたマスタークロックでフリップフロップにて打ち直してからPCM1738に入力します。
I/V変換の後ろは平衡回路なのでトリマーVRを使用して電圧調整しダイレクトアウトにしています。
そのため超低域の雰囲気が良く出ます。
出力電圧はフルビット時2.2V(Sin波)です。
DAC基板は1枚にしているので簡単に改造やバージョンアップが出来るようにしています。
サンプルレート変換ICも購入していますがそこまでやる必要があるのか疑問です。
元々デジタルフィルターにて8倍オーバーサンプリングをしています。
勿論サンプルレート変換による高域の位相特性の改善が見込めれば考えますが、
そこまでやっているCDプレーヤーの音よりもこのD/Aコンバーターのクオリティが遥かに高いので
そこまでの必要性を今の処感じません。
デンオンのテストCDにてー90dbのサイン波が再生観測出来ました。
市販のD/Aコンバーターではー60dbのサイン波は再生可能ですが、
一体型CDプレーヤーですと機種によりー60dbのサイン波がノイズに埋もれてしまうのもあります。
またD社の高額SACDプレーヤーはー60dbのサイン波は再生出来ますが、
出力端子からのノイズスペクトラムが数100MHzまで観測されます。
2013/04/21
DAC2
製作したD/Aコンバーターも約9年経過し、
最近の製品と比較してS/Nの悪さが無視出来なくなったので
以前と同じくプリアンプのシャーシを流用して
新たにD/Aコンバーターを製作しました。
DACチップは192KHz24bit対応の
PCM1794シングルチップです。
入力は以前はコアキシャルが2系統、光入力が2系統で
合計4入力でしたが、
色々な機器を接続して実験するには不足だったので、
今回は
コアキシャル入力が3系統、
光入力が3系統
新たにUSB1.0用が1系統、
USB2.0用が1系統
の合計8入力としました。
USB1.0用は、「PCM2706」仕様の市販基板からS/PDIF信号を引き出し、
USB2.0用は、市販の「XMOS XS1−L1」基板よりS/PDIF信号を引き出しています。
尚、両基板ともUSBより電源を供給しています。
初めはDAC側から+5V電源を供給してみましたが、
残念ながらPCが認識しなかったので仕方がありません。
電源は新たに製作するのを止めてミキサーの電源を流用しています。
2024/04/14
DAC−4
768KHz32bitのDACです。
入力は、
コアキシャル、オプティカル、
USB,
BlueTooth
です。
こちらも2ウェイ外部電源仕様です。