平和資料館 草の家だより
 
No.81 発行 2004.1.1



ブッシュ大統領に贈るもう一つのクリスマスプレゼント

― 平和を願い、民主主義を実現する市民の力を!―

 フセイン元大統領の逮捕がクリスマスプレゼント?

フセイン元大統領の逮捕が知らされた翌日の朝、アメリカの反応を紹介する新聞記事には“フセインの逮捕がよいクリスマスプレゼントになろう”と書いていた。

実際に戦争が終わっていないイラク、連日米軍の被害が増えつつある状況で危機感を感じるアメリカ政府、どうしても自衛隊をイラクに送り“国際協力”の名の下で“対米追従”の外交を見せたい日本政府にとっては嬉しいニュースになるだろう。しかし、フセイン元大統領の逮捕以後にも、占領に対するイラク人の抵抗は続けている。イラクに対する米英の侵略、占領という本質は変わらない。フセイン元大統領が逮捕されても武力による侵略行為は絶対に正当化できない犯罪であるからだ。

“自爆テロ”と“パルチザン”

イラクで“自爆テロ”が続いていると毎日のようにニュースが流されるけれど、その“テロ”はイラクの人にとっては侵略、占領軍に対する“抵抗”、“レジスタンス”、“パルチザン”になる。劣化ウラン弾を含め“大量破壊兵器”を使って自分の家族を殺した米英軍に対して、イラクの人々は自らの命で抵抗を続けている。自衛隊が“正当防衛”のためにイラクに持っていくと宣伝する最新兵器も、命を捨てる覚悟で抵抗するイラクの人には抑止力にならない。それは人間が一つしか持ってない命より強い兵器はないからだ。アメリカ軍の兵器が弱いから攻撃されるではないだろう。“自爆テロ”という言葉の裏には、想像し難しいイラクの人々の痛み、怒りが込めている。

もう一つのプレゼント、「ブッシュ大統領有罪」

ブッシュ大統領はフセイン元大統領がイラク人によって裁かれるべきだと言いながらも“極刑”を断言した。誰が誰を裁くのだろう?戦争犯罪者、テロリストであるブッシュ大統領がフセイン元大統領を裁く資格はないことは言うまでもない。

ブッシュ大統領にはフセイン元大統領の逮捕が何よりも素晴らしいクリスマスプレゼントになるだろう。ここで平和を願う世界の民衆がブッシュに贈るもう一つのクリスマスプレゼントを紹介したい。

 12月13・14日東京で開かれた「アフガニスタン国際戦犯民衆法廷」では「ブッシュ大統領有罪」の判決主文が言い渡された。ブッシュの罪は、侵略の罪、戦争犯罪(民間人攻撃、非軍事施設攻撃について有罪、捕虜・非拘禁者に対する戦争犯罪については基本的に有罪)、人道に対する罪(難民化、劣化ウラン弾使用について有罪)である。

来年のこの時期には、また「イラク国際戦犯民衆法廷」が予定されている。来年クリスマスにも素晴らしいプレゼントがブッシュに贈られるだろう。

 戦後初めての自衛隊派兵と憲法改悪・教育基本法改悪阻止運動

 正反対の意味で平和憲法を改作し、自衛隊派兵を決定した小泉総理は“国際協力・日米同盟”、“人道・復興支援”を何回も繰り返して強調した。しかし、“国際協力・日米同盟”は“対米追従”であり、“人道・復興支援”は“占領統治”である。小泉総理は“自衛隊は対米追従を強化するため、イラク占領統治に行きます”と言いたかったかもしれない。

 日本政府は、戦争状態が続くイラクへ何のために自衛隊を無理矢理送ろうとするだろうか。中曽根元総理が国会から追い出されるとき“憲法、教育基本法の改定という目標が目前まできたのに、どうして私が国会議員を辞めるの”とその解答を教えてくれた。戦後、日本軍国主義の復活の最先頭に立った中曽根元総理が初めて本音を語ったとも言える。

 自衛隊派兵は2005年の憲法改悪まで行くための必須課程である。だから、イラクで仕事ができなくても、自衛隊がイラク行きの飛行機に乗る瞬間、憲法改悪勢力の目標は達成されるとも言える。今日、戦後日本の平和と民主主義は最大の危機に直面している。

 この危機に抵抗するために、12月6・7日東京で「許すな! 憲法改悪・市民運動全国交流集会」が行われた。草の家の代表を含め20都府県の127人が参加し、お互いの活動を交流し、今後の運動方向に関して議論を深めた。その結果、2004年5月3日を目指し、憲法改悪反対署名運動に取り組むこと、憲法改悪のための手続き法案(憲法改正国民投票法案)に反対することなどを決めた。11月11日、草の家創立記念日に西森館長も提案した「憲法9条を守る5000万署名運動」のために幅広い連帯のネットワークをつくることも長期的課題として提案された。そして、当面の緊急な運動課題としては自衛隊派兵反対運動の輪をより広くつくっていくことを再確認した。

 平和を願い、民主主義を実現する市民の力を!

 毎週の日曜日、帯屋町ではイラク攻撃反対市民行動が100回を超えて続いている。自衛隊派兵の決定以後、世論を無視する政府の反民主主義・反平和的暴挙に対して積極的に自分の反対意思を表す市民の声が高まっている。今こそ平和を願う市民が行動すべき局面である。私は平和を願い、民主主義を実現する市民の力を信じる。

金英丸


 続けよう! イラク反戦市民行動!

 アメリカのイラク侵攻に反対する有志が3月19日に始めた「帯パラピースアクション」も12月7日でなんと100回!現在は日曜日の午後2時〜4時、通る人に署名やメッセージを書いてもらったり,「自衛隊のイラク派兵に賛成?反対?」というアンケートボードにシールを貼ってもらったりチラシを配ったり、といった活動を続けています。鳩’Sなどミュージシャンが楽器持参で参加することも。「すべての武器を楽器にしよう」とねばり強く(しつこく)続けよう!                                                           玉木(江崎)瑞枝

参加者:3月19日から12月21日まで102回の延べ約730人、ミュージシャン:20組あまり

平和のメッセージロール:20m×3本、30m×16本、10m×1本

ブッシュ大統領、小泉首相へのメッセージを収めた写真と手紙送付:12回、写真計460枚ずつ

シールアンケート(11月2日〜12月21日、計8回)

  Q1、あなたはイラクへの自衛隊派兵に賛成ですか?(はい:70、いいえ:676、不明:4)

  Q2、イラク復興支援に日本が5500億円(50億ドル)を税金から支出することに賛成ですか?

     (はい:113、いいえ:592、不明:2)

  Q3、小泉首相が米英のイラク攻撃を支持したことは正しかったと思いますか?


甦がえれ第九条、私も又

西森茂夫

 (10月30日 腹水がたまって苦しくなり入院、11月14日 体重が8キロ減って退院)

わき腹に穴をあけ水二リトル

ほっと一息軽くなる身体(からだ)

 

腹水をリサイクルして点滴す

楽の裏に発熱嘔吐の苦しみあり

 

風わたる大座礼のブナの樹精よ

腹いっぱい吸いて我甦らんか

 

菱形の木の実つけ子リスと遊ぶ

ブナの王様にぎわう声立つ

 

秋高し雲ひときれの命あり

孫の歓声にこころなごみぬ

 

蒸しタオルでベッドの裸身いつくしむ

腹ふくらみて妊婦のことし

 

韓国の民衆との連帯で

創らん非戦の巨大な流れを

 

朝鮮のアイゴー包む平和の森を

憲法の森の仲間よ植樹に行かん

 

九条を守る五千万署名で包囲せん

誇りある道えらびたる者

 

戦争を止める署名一本の

鉛筆と指 星に届く愛

 

色づく銀杏並木の朝も見ず

眠りつづける友や悲し

(市民病院の西込兄を思う)

 

秋の陽の足にあたりてここちよし

眠り続ける友に この光あげたし

(西込昿氏に)

 

盲目の新垣勉さんのアベマリア

魂ゆさぶる無心の歌ごえ

 

盲目の藤原さんはリハビリ理療士

見える人より明るくてここちよし

 

更にきびしく更にはげしくいばら道

我分身の詩集完成

「花いばら」編みてなお風吹き止まず

風の詩人と称す友あり

 

我になお一息存すれば自由の

翼はばたかせ憲法の森へ飛びゆかん

 

抵抗権・革命権を明記した国憲案

植木枝盛旧邸守るは我が責務

 

仁淀の産 正義の弁護士を国会へ

九条抹殺阻止するために

 

身体(からだ)から火を吹く弁説 鮭の貌

民衆への愛 海溝の深さよ

 

いつのまに猿たちの砦になりしや

人間国会への道けわし

 

オリンピックは国威発揚の場ならず

日の丸をしょってをくりかえす

アナウンサーの異常

 

豪音をひびかせて飛ぶ爆撃機

ここは憲法の森ぞ お前は何者

 

核の傘に守られているというみにくい幻想

悲しからずや被爆の国の民

 

雪氷が顔をうちつけ雪洞に

五日ビバーク元日にトムラウシに立つ

 

雪洞で四十度の熱にうなさるも

翌朝たき火囲みて友と歌う

 

滝をまき河床きらめく未踏の道

ヒグマ悠々 夏のペテガリ

 

オホーツクの流氷の上にラッコ遊ぶ

息子まつ紋別への道遠く

 

まさか憲政館で兵器展示会とは

ミサイル防衛に群がる防衛暴徒族よ

 

平和外交は他国の民の声に耳かたむけること

武器で国・命は守れず

 

人道を犯す罪に時効なし強制連行

ガス・細菌戦 性奴隷女性の傷 癒す政治を

 

立冬は人間の立つ日戦争国家を

許さぬため青年よ一票を必ず

 

立冬の夕陽傾き発熱の

ほてる身体(からだ)で明日(あした)を祈る

 

文をもて武に報いる朝鮮通信使

誇り高き国へ 飛べつばめよ

 

たまきわる 峻厳(しゅんげん)に立つ命

愛猫は知らず腹に横たう

 

いまわしきガダルカナル・インパール

すめらみことはなどて「アッそう」

 

愛吉すずさんのバラ モンパルナス咲く

劣化ウラン弾子らの苦しみききつつ

 

きらびやかに着飾りもせずノイバラは

赤き実つけ 老いの確かさ

 

九条を守る五〇〇〇万署名提唱

大地ゆるがす革命を呼べ

 

百二十年前枝盛のとなえし革命権

今だならすとも時は熟(じゅく)せり

 

かわうそや朱鷺(とき)絶滅の轍(てつ)ふむな

めざめよ 失せしもの帰らず

 

懸命に生きようとする患者の

ゆがんだ口元 自由への渇望

 

どこまでも一本の道 花いばら

イエスの道の恵みかな

 

己が身の黒き鳥におののきて

イエスと共に歩み来し道

 

一筋の光ベッドを包む

病床の静けさの底に渦巻く時代

(衆議選投票日に)

 

Ah hubris(ハブリス) 神の名で先制攻撃するとは

世界の良心は許さず ブッシュよ

(おゝ 何という思いあがり)

 

ブッシュ、ライス、ラムズフェルド、チェイニー

私は忘れない世界を奈落におとす四人組を

 

膨張する産軍複合体

暴発の自己運動をくり返す恐怖

 

目覚めれば 朝燒けの雲輝きて秋の空

気力も高し退院の日近づく

 

ムラサキシキブ、ヒオウギ、ノイバラ、

コウヤボウキやウドの実

姉の送り来し 心の花束

 

着飾りもせず 紫・青・赤の終わりの姿

この美しさは野の草の精か

 

殺戮が毎日続く愚かさり

山裂け海裂け空の裂く

 

アメリカの暴挙許さず街頭に

なんと百回ピースアクション

 

南は飢餓 北は腐敗 欲望に

翻弄される世界造化の性(さが)か

 

おにゆずはガンジーの貌心高き

非暴力不服従の道

 

柿の葉の色合いの美しさ

止めてはおかず自然の業よ

 

おいゆず・がまずみ・びわのはな 冬の目の

野の大きさを運びけり

 

いつの日か花をさかそうと歌う

友の目に泪 離れようとしない

 

ジャノヒゲのかくれたる青い実は

希望の涙か野の魂よ

 

 12月12日意識がなくなり救急車で生協病院集中治療室へ。医師と看護婦の懸命の努力が続き、3日目に意識の混濁状態がなくなり頭がすっきりしてくる。

 来年はファシズム的状態の進む中で、平和の岐路に立たされるでしょう。私はガラスのような体であるが私を必要にする者がいる以上

全存在をかけ平和のため頑張ろうと思う。 とりあえず一椀のそばで新年を迎えよう。


大川村診療所だより (2)

田村 有里恵


「今日は朝から3つの山を登って、帰りになって、薬がないのに気付いたき、診療所に来たわよ。」

と言いながら診察室に入ってきたのは、70歳の大川村在住の「山の達人」。

その山の達人に、今年の5月に白いアケボノツツジを見に、大川村にある東光森山に連れて行っていただきました。聞くところによると、東光森山の登山道を造ったとのこと。

目当てのアケボノツツジに行き着く前から、とてもおもしろい話を聞きました。私は、植物オンチの為、花の名前を思い出せませんが、ツガザクラと言ったでしょうか。東光森山の南の麓でその花の群落を指して、「これは植物図鑑には赤石山系にのみ生えていると書かれている。牧野植物園にも問い合わせてみたが、ここには分布していないと言われた。鳥などによって運ばれたのだろうと思っている。」と話を聞きました。また、植物や動物のことからおいしいタラの芽の見分け方まで、教えていただきました。

 そして、山の博士の話を聞きながらの楽しいハイキングをし、見事なアケボノツツジを鑑賞し、頂上にたどり着いたところで、達人が「昨日、頂上近くの巣穴の中に子リスを見つけたから、見に行こう。」と言い始めました。しかし、着いて行けたのもほんの数分。あっという間に、道はなくなり、急な斜面を下り始め、結局巣穴にたどり着いたのは達人だけでした。

山の達人はただ者ではありませんでした。勿論、私たちと登山をした後も、フクロウの観察をしに、一人で山に入ったそうです。後日、聞いた話ですが、本川村や大川村の山の案内人養成コースの案内人をされているとのことでした。

私は、「登山なんて苦しいことはできるだけ避けたいものだ」と考えていましたが、山の楽しみ方入門を経験させていただきました。その後、達人のファンになったことはいうまでもありません。診療所に来られた時も、診察そっちのけで、達人の「山の成果」の話を聞いたり、写真を見せていただいたりすることが楽しみになりました。

大川村に来てやっと8ヶ月。まだ山の暮らしを満喫できていませんが、楽しんでいけたらと、思っているところです。


朴一善さんへの手紙

 日本の旅程を終え無事帰国されたと思いますが、一息つくひまもなく新しい構想を練っていることでしょう。韓国は与党が分裂、汚職、イラクへの派兵、激しい労働争議など政界をゆるがす事件が続いていますし、日本はといえば国民の声を抹殺する偽2大政党制が実現、憲法の明文改憲も目前となり冬の時代に入りました。草の家は11月11日、創立14周年の集いを盛大にしましたが、そこで私は自分の決意を含め、憲法九条を守る5000万署名を呼びかけました。国民が自己変革をしながらこの署名を達成すれば、日本は生まれ変ることができるでしょう。これは植木枝盛のといた革命権の日本での初めての行使です。

10月26日、あなた方一行をお迎えして韓国との交流がますます強くなっていくことを喜んでいます。今回の来高は主にかわうそ調査を目的としていましたが、須崎市の梅原市長にも会えて良かったですね。須崎市の道の駅の前には大きなかわうその看板が目立ち、いろいろなかわうそグッヅも売っていますが、私はここを通るたびにいつも悲しくなります。かわうそが滅んでからかわうそ保護を叫んでいるからです。須崎を流れる新庄川で最後のかわうそを見たというだけで、かわうそを商品としてうりだしているのです。

ある日私の友人のカメラマンN氏が突然姿を消したことがあります。家族も行き先がわからず、彼をあてにした行事の準備のこともあり、八方さがしましたがわかりません。1週間程して髪をのばし泥だらけになった姿をあらわしたのですが、佐賀の海岸にかわうその糞らしきものが見つかり、スクープをねらって薮の中にひそんでいたというのです。これは徒労に終わりましたが、私はこれを機会に草の家の宿泊用の部屋にかわうその部屋と命名したのでした。

戦争末期、私が子どもの頃に仁淀川上流の久喜というところに疎開しました。高知市は米軍の無差別爆撃により焼け野原となりましたが、田舎は自然がいっぱいで毎日川に行き沈下橋から飛びこんで遊んだものです。そんなとき腰の曲った祖母はえんこうがおるき足を引っぱられなよと必ず注意したものです。私は青い渕の中からいつえんこうが出てくるかとびくびくして泳いだものですが、そのえんこうこそがかわうそであり、土佐ではしばてんという妖怪の原型でもあります。このしばてんは人を見ると「おんちゃん角力とろう」といって四股を踏んだかと思うと小柄ながら大の大人をむんずとつかんで投げ飛ばすのです。今でもしばてん踊りとしてこの姿は残っています。

川にえんこうのいた頃は鮎もわくようにとれましたし、神秘的な美しさをたたえていました。それが上流にダムができ道路が整備され車が頻繁に行き交うようになるとえんこうは消えていきました。忠州(チュンジュ)の獺川(ダルチョン)がこの轍を踏まないことを願っています。

あなたが提案された朝鮮に植樹に行き平和の森をつくろうという呼びかけに賛同します。ぜひ共同プロジェクトとして実現させましょう。私達には憲法の森づくりの経験もありますし、高知県は11月11日を“山の日”と定め、森づくりに本格的にとりくみはじめましたから県の援助もいただけると思います。あなたがらいただいたテーブルクロスに「釈迦はとこにでもいる」とハングルで書いていました。この精神はお互い民族・国家は違っても真理は一つお互い信頼せよということだと思います。


平和のための博物館・市民ネットワーク第3回全国交流会の報告

山根和代


 2003年11月15日(土)と16日(日)に、立命館大学国際平和ミュージアムで、42名の参加で平和のための博物館・市民ネットワーク第3回全国交流会が開催されました。「草の家」からはキム・ヨンファンさんが「侵略と抵抗、アジア共通の歴史認識を考える」と題して報告し、山根和代が「平和博物館国際ネットワークの現状と課題」を報告しました。

その他の報告は、次の通りです。

. 「女たちの戦争と平和資料館」建設委員会、池田恵理子さん「『女たちの戦争と平和資料館』実現に向けて」

. 立命館大学国際平和ミュージアム、岡田英樹さん「ミュージアム10年の歩みとリニューアル・高度化の課題」

. ナヌムの家、矢嶋宰さん「ナヌムの家・日本軍『慰安婦』歴史館について」

. 北海道開拓記念館、寺林伸明さん「歴史系博物館の戦争関係展示について」

. 南守夫さん「自衛隊関係戦争博物館について(中間報告)」

. 都立第五福竜丸展示館、安田和也さん「ビキニ水爆実験・第五福竜丸被災50周年記念プロジェクトについて」

7.都立第五福竜丸展示館、藤田秀雄さん「平和学習センターとしての平和博物館」

8.太平洋戦史館・花岡千賀子さん「ヨーロッパ平和博物館で学んだこと」

9.太平洋戦史館・岩淵宣輝さん「戦没者遺骸捜査継続で、人権無視と人命軽視の戦前の呪縛を解く」

 その他、姫路市平和資料館、大阪国際平和センター、丹波マンガン記念館。東京空襲戦災資料センター、丸木美術館の方たちが発言されました。

 今回は、平和のための博物館・市民ネットワークが単独で開催した初めての交流会でした。戦争の悲惨さの伝え方について、残酷な写真を展示した場合、子どもへの対策をどうしたらよいか、自衛隊の戦争展示の批判の仕方についてなど、活発に議論されました。

 来年の全国交流会は2004年11月27日(土)と28日(日)に、東京で開催する予定です。

草の家日誌

l         /17 憲法の森草刈り

l         /18 「9・18満州事変72周年の集い」:田所金久氏講演「戦争はどうして阻止できなかったか」、高知城ホール、主催:平和を考える市民セミナー

l         /20 2003東アジア共同ワークショップ報告会/カンボジア平和教育国際会議報告会(山根和代さん)

l         9/22 植木枝盛旧邸保存の会緊急会議

l         9/27 草の家理事会

l         /28 ピースライブ:「ラ・ラ・ラ音楽祭」

l         9/30 植木枝盛旧邸保存の緊急集い、自由民権記念館

l         10/4 第5回バイオミュージックコンサート:風になろう、自由民権記念館アトリウム

l         10/15 介良小学校平和学習:金英丸

l         10/20 韓国映画「おばあちゃんの家」上映会、草の家後援

l         10/25 受刑者の人権を考える集い:元受刑者が語る塀の中の虐待、主催:アムネスティ高知、平和を考える市民セミナー、草の家後援、高知会館

l         10/26 ピースライブ:「源流の歌」、梼原町

l         10/26 野市町母親大会講演:金英丸

l         10/26〜28 韓国忠州環境運動連合一行来館、朴一善さん他2人

l         10/28 釈弘元さん一行来館:富士山で知的障害者を第二本尊として弘願寺・白頭山聖霊教会を自主運営している

l         11/1 メキシコ・ストリートチルドレンを考える報告会:小松仁美さん

l         11/3 11・3憲法公布記念講演会:クラウス・シュリヒトマンさん講演(ドイツの歴史学者、上智大講師)、「日本国憲法の源流と九条の国際的影響」

l         11/11 草の家創立記念日の集い:詩集「花いばら」出版記念会

l         11/15~16 平和のための博物館・市民ネットワーク第3回全国交流会、山根和代・金英丸報告、京都立命館国際ピースミュージアム

l         11/17 潮江南小学校平和学習:金英丸

l         11/22 「アフガニスタン国際戦犯民衆法廷」を傍聴する会:前田朗さん・勝井健二さん講演、平和を考える市民セミナー・草の家共催、高知城ホール

l         11/23 植木枝盛旧邸保存について市長選候補に公開質問状送付

l         11/26 城東中学校平和・人権学習:金英丸

l         11/27 土佐町中学校人権学習:金英丸

l         12/4 アジア太平洋戦争62周年の集い(静岡)、金英丸発表

l         12/6~7 「許すな! 憲法改悪・市民運動全国交流集会」参加(東京):金英丸

l         12/6 パレスチナ難民キャンプ報告会:竹内綾さん

l         12/8 美帆シボさん来館、グリーンホールで母連主催の講演会

l         12/10 「植木枝盛旧邸保存の会」岡崎市長訪問、約2340分の署名提出

l         12/10 槇村浩没後65周年墓地改修実行委員会総括会議

l         12/12 土佐清水市人権研・市教組人権学習講演会、金英丸講演「東アジアの歴史と平和を考える」

l         12/17 日下小学校平和学習:金英丸
l         12/21 「平和の文化と非暴力の10年」企画講演会(東京):金英丸講演「平和的統一をめざして:朝鮮半島における平和と民主主義」、主催:平和の文化をきずく会、