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XBeeとは?

XBeeで簡単に無線通信

短距離無線通信の規格の一つに、“ZigBee”(ジグビー)というものがあります。
このZigBee規格に基づいて通信を行ってくれるモジュールの「XBee」(これもジグビーと呼ばれています) を使ってみることにします。

このXBeeを使えば、電波の知識がまったく無くてもワイヤレス・ネットワークを組むことができます。通信方法は普通のシリアル通信なので、 マイコンのUARTに直結することができます。つまり、これまでUARTの実験で 作ってきた回路においてシリアルケーブルを接続していたところをXBeeモジュールにかえるだけで簡単に無線化できるという わけです。

このXBeeモジュールの通信距離は、屋内で30m、屋外で100m程度です。通信速度は250kbpsまで可能なので 屋内での使用を考えれば十分実用的だと思います。また、上位機種の“XBeePRO”(ジグビー・プロ)ならば、 1km以上の通信も可能なようです。今回は普通のXBeeモジュールを使って進めます。モジュールそのものの詳しい スペックはデータシートを参照してください。

XBeeモジュールを入手する

XBeeはスイッチサイエンス もしくはストロベリー・リナックス の通販で購入することができます。 マイコン−マイコンで通信するにせよ、マイコン−PCで通信するにせよ、最低2個は必要になります。合わせて5,000円弱に なります。

気をつけたい点なのですが、このXBeeモジュールの足のピッチは普通のユニバーサル基板のピッチではありません。 そのままでは基板に挿すことができないのですが、 これはスイッチサイエンス で売られている「ピッチ変換基板」を使えば解決できます。

   

このピッチ変換基板からはピンヘッダが生えているので、基板側にはピンソケットを 付けることでスマートに取り付けられます。また、1つのXBeeモジュールをいろいろな回路に使い回せるという 利点もあります。(XBeeモジュールはそれなりに高いので・・・)

XBeeモジュールそのものはここで挙げた通販サイトで入手できますが、その他にもいくつか揃えるものがあります・・・。次ページ 以降で詳しく見ていくことにします。




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