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AD変換用のテスト基盤を作る

AD変換とその使い道

マイコンを使った電子工作では、各種センサーからの信号を読み取って回路を動作させることがあります。 センサーの中には電圧をアナログ量として読み取る物も多く、光センサー、温度センサー、加速度センサーなどを 利用する場合はAD変換モジュールを利用してアナログ量をマイコンが扱える形式であるディジタル・データに 変換することになります。とは言っても、非常に簡単な手続きで実現できるのですが…。

また、dsPICは高速動作できるのでアナログ信号を取り込んで、各種演算処理をすることも可能です。 DSP側のライブラリにはディジタル・フィルタやFFTなどの機能を実現するものが含まれているので、 後々dsPIC電子工作の応用範囲を広げるためにもAD変換の使い方を押さえておきましょう。

新しい回路をつくります

これまで使ってきたテストボードは、AD変換用端子をLEDへの出力に使ってしまっていました。 最初はAD変換のことなど考えていなかったので…。今回、また新しく基盤を作ることにします。 AD変換用の入力ピンのうち、まずは1つだけ“AN0”ピン(2番ピン)だけに10[kΩ]の可変抵抗を 接続します。この可変抵抗をぐるぐる回して実験してみよう…ということです。 また、今まで実験してきてPICkit2からの電源供給で十分のようなので、回路をシンプルにするために外部電源 は除いています。




見た目はこんな感じです

シリアル通信のための回路を付け足す

AD変換したデータをPCへ送って、データロガーのような事をしたり、解析したり…
何か楽しそうな応用ができそうなので、例のごとくレベル変換ICを基盤に載せて、シリアル通信がすぐ使える 状態にしておきます。




基盤の上側の空きには、後から色々載せる予定です…



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