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奥日光湯元温泉(2023.8.24〜26)
東武浅草発9時24分発の特急「けごん」に乗った娘と春日部で合流し東武日光駅に11時
22分に着く。車内で娘から日光中禅寺湖畔〜湯ノ湖畔にクマが頻繁に出没しているという情報
を聞き、湯ノ湖を一周する散歩は危険だ。と皆認識。駅でで昼飯の弁当を仕入れ東武バスの11
時40分発の奥日光湯元温泉行に乗り、第二いろは坂の終わり近くの「明智平」(妻の希望によ
る)で途中下車(12時15分着)。ロープウェイに乗り「明智平」展望台に3分で着く。ここか
らは「華厳の滝」関東平野が一望できた。まず昼食。それから付近の光景を堪能する。ロープウ 東武日光駅
ェイで下り明智平から13時20分発のバスで中禅寺湖温泉(座る席無し)で下車し「華厳の滝」を見に行く。バス停
から10分程歩いて岩盤をくりぬいて作ったエレベーターで100m程下がり、トンネル内の若干の下りの歩道を5分
程歩くと展望台にでた。そこで下から「華厳の滝」を見る。迫力が違うし、時折しぶきが飛んでくる。元のバス停「中
善寺温泉」まで戻り14時20発のバスに乗り一路湯元温泉に向かう。終点の一つ前の「湖畔前」で下車し目の前のホ
テルにチェックイン。気温は、下界より7℃程低く涼しいし周りの緑が癒してくれる。
明智平ロープウェイ 明智平から 柱状節理 華厳の滝
湯元温泉には20の源泉があり、湧出量が豊富で光徳温泉や、中禅寺温泉まで配湯されている。泉質は、硫化水素型
の単純硫黄泉で湯温は49.3〜78.9℃あり、弱酸性の乳白色の温泉。早速入浴。
第二日(快晴)
朝、朝食前に温泉街を散歩する。誰もいない道を上がり温泉寺へ。湧き出た湯で湿地帯となっているので木道が造ら
れている。そこを渡り、硫黄くさい湯気が出ている源泉群を見て温泉神社前を通り、湯ノ湖湖畔を散策。朝食の時間:
7時になったのでホテルへ戻り、バイキングの朝食を食べる。
温泉寺 湯元温泉源泉 源泉 温泉神社 湯ノ湖
朝食後。準備して湖畔前のバス停から10時21分発のバスで下り、菖蒲遊覧船発着所から遊覧船に乗り湖尻の「立
木観音」までクルージングする。船上に吹く風はさわやか。男体山もそびえ、遠く日光白根山も望めた。船を下り左へ
歩いて数分で立木観音のある「中禅寺」の正門に出る。ブラブラ歩いてレストランで昼食。前の道を700m程湖畔に
沿って歩くと、三叉路の左手(奥日光へ向かう)に大きな赤鳥居が見えた。右手(日光方向)に曲がり昨日乗車したバ
ス停中禅寺温泉駅から13時30分のバスに乗り龍頭の滝を見に行く。妻は何度もみているのでホテルへ直行。
男体山 日光白根山 中禅寺 赤鳥居
龍頭の滝のバス停から歩いて数分にある龍頭の滝茶屋の展望台から正面に「龍頭の滝」が見える。大したことはな
い滝だ。20分後の14時06分のバスに乗り戦場ヶ原を見に「赤沼」までバスに乗る。バスを降り5分程木々の中
を流れる小川に沿って歩く。幅1m程の木道が現れ、右側に湯滝から流れてくる湯川が。しばらく木道を歩く。戦場ヶ
原が右手に広がってくる。やはり木が大きくなり湿原の戦場ヶ原は小さくなっていた。この木道を1時間歩くと湯滝
に着くが、無理をせず引き返して、14時31分発のバスに乗って「湯滝入口」で下車。湯滝まで車道を駐車場まで
下って湯滝展望台まで歩く。展望台の正面にドーンと滝が。高さ70mの落差(長さ:100m)がある迫力ある滝。
しぶきの舞う中しばらく暑さを癒す。右手のてすりの付いたジグザグの階段を休み休み滝の上まであがり、湯ノ湖か
らの水が滝に落ちるのを見て湯ノ湖畔を30分 歩いてホテルへ戻る。部屋に戻り温泉で汗を流す。
龍頭の滝 戦場ケ原 湯滝
第三日(晴れ)
10時にチェックアウトして、昨日と同じバス停から10時21分発で暑い下界に向かう。二荒山神社前でバスを降
り目の前の神社への石段を登る。
1.二荒山神社中宮祠
二荒山神社中宮鳥居 二荒山神社中宮山門 二荒山神社中宮 牛
10時49分発のバスに乗り一路、第一いろは坂(下り専用)を下り東武日光駅へ。12時に着く。近くの中華屋で
昼食をとり、13時20分発の「世界遺産めぐり」バスに乗り東照宮へ向かう。14分で終点の「大猷殿・二荒山神社
前」で降りる。すぐ左側に輪王寺大猷院、斜め右に日光二荒山神社への参道がある。時間が無いので外から見る。
2.日光二荒山神社
日光三山(男体山、女峰山、太郎山)を御神体とし二荒山大神として祀る。大鳥居の奥に男体山山頂の奥宮鎮座の
1200年を記念に建てられた神門があり、そしてその奥に拝殿・本殿がある。本殿は1619年に二代将軍徳川秀忠
が寄進したもので、日光山内に現存する最古の建物。
大鳥居 神門 本殿
3.輪王寺大猷院(徳川家光の廟)
四代将軍家綱により1653年に造営された。本殿は、家康の威光を妨げないように規模も装飾も控えめに、東照宮
の方を向いて北東向きに建つ。バス停の横に常行堂、法華堂、輪王寺大猷院拝観券売り場があり、奥に、仁王門、左に
曲がり二天門、夜叉門、唐門の奥に拝殿(64畳の拝殿の龍の天井画唐獅子の壁絵は狩野探幽・永真の作)、本殿と並ぶ。
二天門は持国天、増長天を安置する高さ11.6mの門、夜叉門には、緑、白、赤、青の色の夜叉が裏・表に2体ずつ安置されている。
仁王門 二天門 夜叉門 阿跋魔羅 本殿
左右に大きな杉の木に囲まれ木陰で涼しい下新道(300m)のじゃり道を歩き表門に着く。
4.東照宮(家康を祀る)
大きな一の石鳥居をくぐると左側に五重塔がある。正面に家康(寅)、秀忠(卯)、家光(辰)の彫刻が並んでいる。
表門(仁王門)から中は拝観料が必要。表門を入った左側に「神厩舎」があり、有名な三猿(見ざる、言わざる。聞
かざる)の彫刻がある。左に折れ、右に折れると正面に手すりの無い階段が出てくる。この道の左側に「鼓楼」、右側
に「鐘楼」が建つ。階段を何とか登り、東照宮の東の正門の絢爛豪華な「陽明門」(ひぐらしの門)をくぐる。右手
奥に家康公墓所入口の上に「眠り猫」の彫刻があるこれを見て、時間が無いので引き返す。陽明門を出て右奥にある
「本地堂」に入る。ここに「鳴龍」がある。靴を脱ぎ手に持って観光客大勢がいて蒸し暑い中、坊さんの説明を聞く。
日本語の次は、3〜4割いた外人に英語で説明。その後、4か所程場所を変え拍子木を打ったが一か所でだけ共鳴し
て天井の龍が鳴く様に「ウォーン」と聞こえた。龍の鳴き声は聞いた事は無いが。熱中症になりそうなので早々にそ
こを出た。来た道を引き返しバス停までたどり着く。途中バスから赤い「神橋」を見て数分で東武日光駅に着く。駅
前で冷たい物を飲み16時22分の「けごん」で帰路に着く。
東照宮入口 五重塔 三猿 眠り猫
陽明門の表 陽明門の裏 表参道 神橋