70 下田温泉2024.1.261.30

 

 東京駅を10時00分発の伊豆急踊り子号で伊豆急下田駅に12時39分

に着く。荷物を駅のロッカーに預け、駅のすぐ向かいにあるケーブルカーで

標高200mの寝姿山(下田市内から見上げると女性が仰向けで寝ている姿

に似ている)展望台に登る。山頂駅から遊歩道を行くと展望所がある。眼下

に下田港と奥には太平洋と伊豆七島(左から大島、利島、鵜渡根島、新島

三宅島、御蔵島、式根島、神津島)が横一列に見えた。(冬の澄んだ好天で)

近くに大きな岩を割って生えている梅の木があった。少し上に歩くと大きな    伊豆下田駅     ロープウェイ

錨型の標識の建つ黒船展望台がある。景色は同じ。遊歩道の最高位置に、奈良・法隆寺の夢殿の2/3の大きさで再現

(子宝や縁結びにご利益)した愛染明王堂が建っていた。少し下ると黒船見張り所があり大砲が置かれていた。山頂駅

に戻り、15分間隔で運転するロープウェイで降り、下田駅からホテルの送迎バスに乗り5分でホテルに到着。

 

 

 

 

 

 


     寝姿山展望台からの眺め                石割の梅    黒船展望所    愛染明王堂       大砲  

ホテルは多々戸浜を見下ろす高台にありオーシャンビューで最上階の四階の部屋からの眺めは最高。サーフィンを楽

しむ無数の人の姿がオットセイの様に見えた。

今日は、伊豆の名物金目鯛の煮つけ、伊勢海老とアワビの炭焼きの夕食、そして、男女各2つの内湯と露天風呂の無味

無臭の単純塩化物温泉を楽しむ。夕食後部屋からベランダに出て見上げると、東京では今は観られないオリオン座を確認

できた。遠く利島、新島の灯りも見えた。

 

二日目(曇り)

駅前でレンタカーを借りる。国道136号線を7km南下し左に入り、海辺の竜宮窟に行く。

1. 竜宮窟

駐車場から階段を50段下りる。波の浸食により地層が削られて出来た海蝕洞で、切り立った崖が周りを囲み、洞窟の

中から見上げれば直径50mの天窓が開いた二穴洞窟。自然が生み出した「パワースポット」となっている。もとへ戻り

洞窟の天窓を周回する道に上り、周回の道から洞窟を見下ろす。ハート形になっている事が分かる。

更に136号線にもどり5km南の弓ヶ浜を目指す。時折、菜の花畑の黄色い絨毯、3分咲き程度の彼岸桜のピンクが

見られた。

2. 弓ヶ浜

伊豆半島最南端・南伊豆町にあり約1.2kmの弓形のロングビーチ。今井浜、白浜と並び3大美浜と言われている。

再び136号線を7km程下り伊豆半島最南端の石廊崎へ行く。

3. 石廊崎

舗装された遊歩道を5分歩いたところに石廊崎灯台がある。その脇の細い道を下ると岩の中に石室神社(お札等を売

っていた)がある。そこを更に階段を下って石廊崎先端の周回道路を一周する。眼下、付近には大小の岩があちこちに

あり、波しぶきがたっていた。

 

 

 

 

 

 


竜宮窟     竜宮窟(上から)      弓ヶ浜         石廊崎灯台     石廊崎

 再び、国道136号線を北上し下田へ戻る。下田駅を通過し8kmほど135号線を北上し、白浜神社へ行く。

4.  白浜神社(歌手の西城秀樹が結婚式を挙げた神社)

国道の海側にある白浜神社は、2400年以上の歴史がある伊豆最古の神社。正式名称は「伊古那比当ス神社」といい、

愛と知恵と美の女神「伊古那比当ス」を主神とする。小さな赤い太鼓橋を渡って境内に入る。赤い大きな鳥居をくぐると

「命を授ける御神木」と書かれた樹齢2000年を超える御神木(標高:15.5m、周囲:4m)で樹の祠に薬師如来

像が安置されていた。枯れてから約1300年が経つという神秘的な御神木である。茅の輪をくぐり奥の拝殿で参拝。拝

殿は1860年に建造された。御神体は拝殿のさらに奥にある本殿に納められている。参道の左側に「縁結神社」があり、

河津桜が咲いていた。神社の裏側に位置する巨岩からは「白浜海岸」が見える。海岸にある鳥居が絶景。

 4km程国道135号線を下田の方へ戻り、左側の須崎半島の先端にある爪木崎の野水仙を見に寄る。

5. 爪木崎

斜面、海岸端に約300万本の野水仙の群生地。12月20日から1月31日まで水仙まつりが行われていたが、日当

たりの良い斜面の花は枯れ始めており、海辺の水仙とアロエの橙色の花はまだ見頃であった。

 下田駅のそばでレンタカーを返しホテルの送迎バスでホテルに戻る。

 

 

 

 

 

 


  白浜神社鳥居      御神木          拝殿          縁結神社         河津桜      水仙とアロエの花

 

三日目(晴れ時々曇り)

 ホテルを11時にチェックアウトし送迎バスで下田駅に送ってもらう。荷物をコインロッカーに預けタクシーで了仙寺へ。

1.  了仙寺(ジャスミンの寺)

江戸時代初期の1635年の創建。1854年3月31日にアメリカ全権ペリーと日本幕府全権・林大学頭によって下田

条約を結ばれた場所。境内には、約1300年前の洞窟古墳「了仙寺横穴古墳」がある。隣接の黒船博物館には、国内最大

級の3000点を超える黒船・開国コレクションを所蔵。

横の門を出るとペリーが歩いたペリーロードに出る。

2.ペリーロード

平滑川沿いにあり、しだれ柳と石畳、ガス灯、なまこ壁の家が美しい500mの小径。ペリーが日米下田条約を締結に向

かう為に300人程の部下をつれて行進した道。

3.ペリー艦隊来航記念碑

ペリーロードの端から100m程行った海岸にある下田公園の下の鼻黒の地にペリー艦隊の乗組員が上陸した。これを記念

して建てられた。

了仙寺まで戻り、まいまい道路を北上し下田駅に戻る途中に宝福寺がある。

4.宝福寺

 唐人お吉の墓がある。坂本竜馬飛翔の地の記念碑が左側に、竜馬木像が右側に建つ。

 

 

 

 

 

 


了仙寺       ペリーロード  ペリー艦隊来航記念碑       宝福寺       坂本竜馬木象

下田駅に戻り、伊豆急下田駅を14時34分発の踊り子号で東京駅に17時19分に無事着く。

 

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