74 野沢温泉・飯山市(2024.6.6〜8)
東京駅を7時52分発の北陸新幹線で長野を過ぎ、9時47分に飯山駅に着
く。駅構内にあるレンタサイクル屋で荷物を預けて自転車で飯山市を散策。
駅前の道を300m程行くとメイン商店街(寺町通り)となり雪深い街では、
両側の歩道に雁木がある。更に400m行きJR飯山線の下をくぐると右側に
西教寺、その先を左に曲がり小径を400m行くと明昌寺に。そこから引き 飯山駅
返す途中の右側に忠恩寺がある。先程の寺町通りを行くと、左側奥に妙専寺、
100m先に光蓮寺、更に100m程の交差点の右側に高野まゆみ人形館が
あり見学。更に寺町通りを50m行くと左側に常福寺、隣に西念寺、更に
100m程に本光寺、その50m先に妙専寺、更に100m先の小径を左に
入り100m程に大聖寺がある。寺町通りに戻り300m行き小さな川を越 雁木通り
えた所に英岩寺、その川に沿って千曲川方向に400m行くと飯笠山神社に出る。そこを更に川に
沿って300m行くと2車線の飯山街道に出る。そこを駅の方に800m引き返す。左側の小高い
丘に飯山城址があり立ち寄る。1.5km程戻り飯山駅に帰り自転車を返し、駅で昼食を取る。
1.飯山七福神巡り
1.明昌寺(寿老人):俳句の寺としても有名。
2.忠恩寺(布袋尊):本堂や庫裡は格式高く、見事な佇まい。
3.常福寺(大黒天):座禅道場の入り口に鎮座し、参禅者を見守っている。
4.本光寺(弁財天):お寺の本尊も女神であり、七面堂に祀られている。
5.大聖寺(毘沙門天):明治初年に、山岡鉄舟訪れ滞在した寺。
6.英岩寺(福禄寿):川中島合戦で名をはせた小島弥太郎の墓がある。
7.飯笠山神社(恵比寿大神):謙信ゆかりの神社で「飯山」という地名の由来。
明昌寺 忠恩寺 常福寺 本光寺
大聖寺 英岩寺 飯笠山神社
2.高橋まゆみ人形館
人形の世界とその舞台であるふるさとの原風景が同時に楽しめる。2010年に開館。
すいか 高い高い 団欒 つり
3.飯山城址公園
上杉謙信が市なの侵攻の戦略拠点として築いた城。土塁、石垣を再現。階段式郭を配した
「後堅固の城」で12年間の合戦にも信玄は攻め落とせなかった。裏側に千曲川が流れている。
**門 城址公園から千曲川 葵神社
野沢温泉ライナー(路線バス)で12時30分に飯山駅を発ち、野沢温泉に12時55分に着き
ホテルに到着。14時からチェックインが可能なのでその間、町を散策。
ホテルを出て小径を行くと温泉薬師堂、野沢菜発祥の碑。1000年の大木、100段の階段の
湯沢神社、薬師堂。少し下ると湯気が出ている湯舟がいくつか。麻釜(おがま)だ。地元住民が、
野菜、玉子等を籠に入れて煮る場所だ。右に折れて麻釜通りを下って麻釜の湯、右に折れて河原湯、
大湯の前を上ってホテルへ戻った。
野沢菜発祥の碑 湯沢神社 野沢温泉小唄の碑 麻釜(おがま)
14時を過ぎたのでチェックインをして部屋に入り一休みして浴衣と袖なし袢纏、サンダルで外
湯めぐりに行く。
ホテルを出て左の道を斜面とほぼ平行に行く。6分ほど歩くと野沢ジャンプ台が見えた。秋葉の
湯が右側にある。最初の湯だ。誰も入っていない。朝からの汗を流し、熱いので2,3分で出る。
また、坂を下りつつ10分歩いて中尾の湯に入る。ここも熱い。出て県道38号線(バスで来た道)
と平行なの山側の緩やかな上り道(大湯通り)を10分程行く。右側の新田の湯に入る。大釜通り
を直角に行った50m程の所にある高野辰之記念館(おぼろ月夜の館)に入る。前庭に高野辰之の
胸像が建つ。有名な「春が来た」、「故郷」、「おぼろ月夜」の作詞者の高野辰之の記念館で、同時に
建築家の岡本太郎の書も展示。そこを出て3分にある松葉の湯に入って坂を上がり最初の道に出て
ホテルへ戻る、途中、1998年の長野冬季オリンピックを記念して造られたマンホール。
1.外湯めぐり
1.秋葉の湯:二階建てで浴室は二階。祀られているのは弥勒菩薩。泉質は含芒硝―食塩、硫黄
泉。
2.中尾の湯:共同浴場の中で一番大きな木造湯屋。泉質は含石膏―食塩、硫黄泉。二浴槽。
3.新田の湯:祀られているのは観音菩薩。幕末に開拓。泉質は含芒硝―食塩、硫黄泉。
4.松葉の湯:祀られているのは勢至菩薩。昔、矢場があった所で的場がなまって松葉になった
とか。泉質は含芒硝―食塩、硫黄泉。
秋葉の湯 中尾の湯 新田の湯 松葉の湯
高野辰之記念館 高野辰之胸像 岡本太郎作 マンホール ジャンプ台
(おぼろ月夜の館) (長野冬季オリンピック記念)
二日目(野沢温泉:かけ流し温泉)
朝5時から入れる外湯に行く。ホテルを出て道を下り大湯に入る。誰もいない。湯舟は「ぬるい」
「あつい」との二つあったが、ぬるい方に入ろうとして湯舟の淵に立ったがあふれ出る湯で足が真っ
赤になりとても入れそうもないので、そのまま出て来た(後で聞いたら中でつながっている)。更に
下った所にある河原湯に入る。誰もいなかった。ここでは何とか水を出した傍で、湯舟に1分程我慢
して入り、そそくさと出てホテルへ戻り適温の露天風呂でゆっくり入浴。それから朝食。
1.外湯めぐり
5.大湯:温泉街の中心にあり、江戸時代の趣を現代に伝
える湯屋建築。単純硫黄泉。二浴槽。
6.河原湯:昔は渓流に沿った凹地にあった。含芒硝―食塩、
硫黄泉。唐破風の湯屋。
9時過ぎに外湯めぐりに昨日と同じ格好で出る。ホテルを横に
行き麻釜の前を進み、坂を上がり滝の湯に入る。麻釜の横の麻釜 大湯 河原湯
通りを下り麻釜の湯に入る。そこを出て横に5分程歩き真湯に入る。細い道を5分程下り熊の手洗場
に入る。2、30m離れた所にある上寺湯に入り、道をゆっくり登って昼食の食堂を探す。細い道を上
がった中華屋が休みで斜めの道を上がり大湯通りに出て食堂に入る。そこで水をたらふく飲みゆっくり
して外湯めぐりを続ける。大湯通りを緩やかに50m程下り十王堂の湯に入る。ここは一階が女性用、
二階が男性となっていた。広い湯舟。誰も入っていない。水を出して冷まして入る。細い道を下り、昨
日降りた中央バスターミナルに出て、その前にある最後の横落の湯に入り、中央バスターミナル前の観
光案内所で記念の外湯めぐり手拭をもらい大湯通りを帰る。昨日同様、温泉饅頭を1個買い食べながら
坂を上り大湯前を通ってホテルに戻る。ホテルの露天風呂にゆっくり入り、5時に予約した無料だと言
う貸し切り露天風呂の時間まで昼寝。昨日から気が付いていたがホテルにも、色々なホテルの前、あち
こちの商店の前に木彫りの夫婦の人形があった。聞くと道祖神と言う事。
7.滝の湯:祀られているのは釈迦如来。木造のこじんまりした湯。源泉は78度の高温。泉質は
含石膏―食塩、硫黄泉。緑色。
8.麻釜の湯:麻釜から引湯。泉質は含芒硝―食塩、硫黄泉。
9.真湯:特に湯の花が多い。単純硫黄泉。にごり湯。
10.熊の手洗場:祀られているのは地蔵菩薩。熊が発見したという古い湯。子の湯は源泉が二つで
加水しなくても入れる温泉。泉質は含石膏―食塩、硫黄泉。二浴槽。
11.上寺湯:祀られているのは文殊観音。歴史の古い湯。麻釜から引。泉質は含石膏―食塩、硫黄
泉。
12.十王堂の湯:祀られているのは如意輪観音。昭和レトロ感の二階建ての湯で、泉質は含石膏―
食塩、硫黄泉。
13.横落(よこち)の湯:祀られているのは普賢菩薩。階段を下りた半地下。泉質は含石膏―食塩、
硫黄泉。
滝の湯 麻釜の湯 真湯 熊の手洗場 上寺湯
十王堂の湯 横落の湯 道祖神 外湯めぐり完了記念手拭
地域の住民が管理している共同浴場だが、地元住民は夕方入るらしく昼間は外者で9湯は誰も入って
いなかった。
2.木造道祖神
この神は八衢彦比古神(やちまたひこのかみ)と八衢比賣神(やちまたひめのかみ)で災厄の侵入
を防ぐ神で縁結びや子宝の神様。神棚にどの家でも祀られている。
三日目
野沢温泉を8時30分発のバス・野沢温泉ライナーで飯山駅に8時55分に着
く。飯山を9時39分に発ち長野駅に9時50分に着く。長野駅も段々風情が
無くなり前回観た時より更に悪化した。駅前から路線バスに乗り久し振りに善光
寺詣でに行く。 長野駅
善光寺大門で下車し1752年に建立された仁王門(1918年に再建)をくぐる。更に参道を行き
1750年に建立した国の重要文化財の山門をくぐる。石畳の参道を更に進み1707年に再建された
国宝の本堂に。堂内めぐりの人ですごい人出だ。世界平和を祈願して長野駅に引き返す。今日は暑い。
戻って小学校の時の同級生3人と食事し、楽しい懐かしい時間を過ごす。
仁王門 山門 本堂
長野駅を14時29分に発ち南流山に17時03分に戻る。