アルペンルート旅行(2022.10.31〜11.1)
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上越新幹線で大宮を7時29分に発ち、越後湯沢に8時13分に着く。バスで宇奈月へ向かう。十日町を経て上越
市から北陸高速道に乗り宇奈月・黒部でインターを降り、20分程宇奈月温泉へ向かう。道の駅で昼食。昼食後バス
で黒部川沿いの宇奈月温泉へ。
1.トロッコ列車
ヂーゼル機関車2台で13両のトロッコ列車を牽引する。我々42名はトロッコ列車3両に乗りこみ宇奈月駅を出発。
黒部川に沿って登って行くが、大体黒部川の左側を行くので右側の席に座ると眺めが良い。カーブだらけなので車輪
とレールのこすれる「キーキー」と言う音がうるさい。標高差41m上った「柳橋駅」の手前の「新柳河原発電所」
のヨーロッパの古城の様な建物が近づいて来た。下流の宇奈月ダムがある為この辺は宇奈月湖となっている。更に進
む(標高差102m)と「草薙駅」近くで上流のダムから新柳河原発電所に送られる発電用の水の「水路橋」が見え
てきた。50分乗り、宇奈月から14.3km、標高差221mのスイッチバックをする駅「鐘釣駅」で下車。
駅から万年雪がみられる展望台(温暖化で万年雪は消滅)を経て鐘釣河原(河原を掘れば河原露天風呂となる)まで
川沿いに約15分を歩く。河原に降りるまでの急な階段に注意。河原では男性が一人、石ころをどかし窪みを作り入
浴していた。温度は40度弱か。しばらく清流を眺めて戻る。駅そばの鐘釣三尊像(黒部川の氾濫を防ぎ洪水から守
る)を見て駅へ。帰りは13両満席。川沿いの山肌をくねくねと曲がりながら「キーキー」と音を立てて宇奈月駅に
戻る。
来た道を北陸高速道の糸魚川ICまで戻り山道を登って大町を通り白馬村のホテルへ。ホテルへは7時頃到着。
宇奈月 トロッコ列車 新柳河原発電所 水路橋 黒部川
1. アルペンルート
天気予報では、今日は曇りから雨になる予報。7時10分にバスで出発しアルペンルートの出発地「扇沢」へ向か
う。標高1433mの扇沢へ着く頃は雨が降り出す。ここでバスは富山県の立山駐車場へ回送。我々は8時30分発
の電気自動車に16分乗り黒四ダムへ向かう。北アルプスの後立山連峰を貫通したトンネル内を行く。このトンネル
工事で、大町側から1691mの位置で破砕帯にぶつかり約80mの距離を7ケ月かかり突破したとか。7年の歳月
をかけ1963年に黒四ダムは完成。地下の「黒部ダム駅」で下車。階段を登り地表へ。そこのレストハウスで長野
県旅行補助の3000円のクーポン券でお土産を購入。ここから階段を登るとダム展望台、下ると放水観覧ステージ
がある。今回は放水期間(10月15日まで)が過ぎていたが試験放水とかで放水が見られた。ラッキー。ここから
放水された水は、昨日の黒部川となる。黒部ダムの堰堤を歩き(高さ186m、長さ492m)反対側にあるケーブ
ルカーの黒部湖駅に行く。10時30発のトンネルの中を行くケーブルカーに5分乗り標高1828mの黒部平へ。
外は雨。晴れていたら黒部渓谷、後立山を見る事が出来たのに。前の立山連峰の東側の垂直に近い絶壁にあるロープ
ウェイの大観峰駅は雲の中でロープだけが数本延びているのが見えた。ここから10時50分発のロープウェイに乗
り標高2316mの大観峰へ。駅間1.7km間に支柱は無いのが特徴。大観峰から立山の中を11時15分発のトロ
リーバスに10分乗り標高2450mの室堂へ。ここで雨なのでロッジの待合室で昼食。昼食後、室堂平遊歩道を歩
き、みくりケ池を見おろせる展望台から見てロッジに戻る。雨が霙に変わり寒い。晴れていれば、剣岳、別山、眞砂岳、
富士の折立、大汲山、雄山の2800〜3000m級の山々、運が良ければ「雷鳥」を見れたのに残念。13時10分
の高原バスに50分乗り、(5月なら「雪の大谷」の雪の壁の中)標高977mの美女平へ下る。14時15分発の立山
ケーブルカーに7分乗り475mの立山駅へ。14時30分回送されていたバスに乗り上越新幹線の越後湯沢に出発。
19時30分頃越後湯沢駅に到着。21時13分発の新幹線に乗り帰郷。残念な一日だった。
黒四ダム ダムの放水 ケーブルカー 黒部平 黒部渓谷
室堂平 みくりケ池 立山ケーブルカー
反省
1.コロナ感染拡大下で42名が大型バスに満席で催行したJTBはどうかしている。
2.旅費を安くする為とはいえ、越後湯沢がスタートとは時間の無駄、疲労度大で最悪のコース設定。
3.北陸新幹線で宇奈月迄行き「トロッコ列車」に乗り富山あたりで宿泊、翌日アルペンルートで長野県の扇沢へ抜け
松本辺りから中央線で帰郷。のルートが設定されないのか?
4.二日で回るのは厳しい。最低3日が必要。
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