患者:5年程前に買った、シンセ・FMチューナー
症状:かみさんが、居間で目覚ましに使っているFMチューナーが、朝変な周波数を表示して鳴らないと言う。
修理:とりあえず、自分の部屋のチューナーと交換して、修理を始める。
バックアップ電源を、どーしてるかなと開けて見るが、メイン基板にはどーも、チューニング用のディジタルICが無い。
仕方ないので、フロント・パネルを取って見ると、それらしい石と、電気2重層コンデンサ、0.1Fがある。
これなら、非常にダイレクトな故障だがと思いながら、テスタで電源ONでの電圧、5V弱なんでショートではない。
はずして、まず軽くショート火花も出ない。抵抗計にしてチェック、極性を間違わなければ、じょじょに抵抗値が上がるはずだが、殆どすぐに高抵抗。
ほぼ決まりなので、我が家が誇る部品棚に確か、何個かこの手のコンデンサがあったのを思いだし、0.4Fを探し出す。
ただ、こっちの方が馬鹿でかいので、もとの基板には、乗らない。で、両面テープでシャーシに張り付けた。写真で、青と橙のワイヤで、つながれているのがこれ。電解コンは、これまでの経験だと、パンクで低抵抗になるのと、ドライアップで高抵抗になるのとがあるが、電気2重層コンの場合は、どうなのだろう? ここでは、高抵抗で、オープンだが。