金田風メインアンプ(アルミ弁当型)
まだまだ校正中
目的
指定部品使わずに金田式回路で作ったアンプを勝手に金田風と言っているが、プリメイン2台、メイン1台ある。
メインは、富士通のリングエミッタトラを使い、最初はUSでしばらくラジオシャックの大型ランタン電池で、その後、ラジオシャックのトランスで、AC電源化して、テレビ用に帰国してからも使っていた。
並みのAVアンプのプリアウトからこれにつなぎ、AVアンプはリモコン受け等に使って、音質の格段改善していた。
ところが、自室では、金田風プリメインにテレビの光を高級AVプリの中古経由で入れたり、机のモニターにレコーダのHDMI出力をまわして、中華製デジタルアンプ(色々改造済み)で音だしたりしたら、必要なくなった。
居間の普段用Pure Auidioに使っていた、AB級80Wが故障して、なんとか修理したが、手持ち部品が限界で動態保存しないといけなくなって、金田風メインアンプを普段用に使えないかと電源補強。
元の状態の覚書
最初作った時に記録を残しておかなかったので、今回分かった事を記録しておく。
終段は富士通のリングエミッタTrで、ドライバのキャントラはモトローラ。モールド型小信号は、指定品かな。
初段のFETは、2N3954の耐圧低いVersionだったかな。
回路は、No.113(MJ1989年12月号)で、フィードバックカレントミラーを使った、GOAでは最終形と思われるもの。単行本は、そこまで行ってない。
終段・ドライバー共通で、15.7V程度かけてある。アメリカでは18V程度のはずだが、日本では低めになる。
やったこと
・ドライブ段の電源を別トランス+レギュレータ(プッシュプルタイプディスクリート)で補強。
トランスは、ヤフオクで、ショートリング付き28V-0-28V物。レギュレータはGOA標準の17.5V。入力高目なので、最初のツエナーシリーズ抵抗を調整した方が良かったが忘れた。次回蓋開けた時、やろうと。
・独立した終段もケミコンを、12000uFを、22000+4700uFに。元の12000uFは、ドライバー用電源の整流ダイオードのの後に。
・アイドリングもドライバーと終段電源分けたので、調整しなおし、9-10mAだったのを、11-12mAと少し増やした。
・メンテとしては、2段目の差動キャントラの熱結合が外れていたので、エポキシ系接着剤でやり直し。
・健康診断として、歪率測定。最後の写真2枚。左右とも、0.02%程度。ペアリング選別やってないので、こんもんか。
やり残し
レギュレータの入力電圧が高目(37V?)なので、最初のツエナーD5のシリーズ抵抗を調整。
よっぽど暇なら、同じ終段を使っている昔のプリアンプケースに入れたプリメインと一緒に、ペアリング選別。
写真
写真の外側にある、トランス、ケミコン、レギュレーターをなんとかぶち込んだ。まあ、ギリギリだった。トランスはヤフオクで入手。寸法丁度があったのがラッキー
