「二爻変爻」の場合:
ベッドの台が切られる、とあります。一層危険が迫っています。早急に危機回避をすることです。
「三爻変爻」の場合:
危うく難を免れるでしょう。昔の仲間と手を切るのが良いことがあります。
「四爻変爻」の場合:
寝ている膚を切られる、切に災に近きなり、とあります。すぐそこまで危険が迫っています。
どうこう言わず逃げるのが先決です。
「五爻変爻」の場合:
仲間がついて来ますがいざと言う時は頼りになりません。
「六爻変爻」の場合:
最後に残った一陽です。間違った世を正す力があれば支持を得ますが、そうでなければ自分の家まで剥ぎとられます。
この危機を乗り越えれば明るさを取り戻せます。毅然と頑張り通し悪を退ける時です。
彖に曰く、剥は剥(は)ぐなり。柔、剛を変ずるなり。行くところあるに利(よろ)しからずとは、小人長ずればなり。順にしてこれに止まるは、象を観るなり。
君子の消息盈虚(えいきょ)を尊ぶは、天の行いなればなり。
象に曰く、山の地に附くは剥なり。上はもって下を厚くし宅を安んず。
初六:牀(しょう)を剥するに足を以てす。貞を蔑(ほろ)ぼす。凶なり。