「二爻変爻」の場合:
「養い方が逆」とあります。支援など得られなかったり、頼んだ相手が頼りにならなかったりします。
もう一度しっかり事態を見直すことです。
「三爻変爻」の場合:
養われる道に反している、十年は動くな、と書かれています。
どうもよろしく有りません。道筋が違っているようです。無理をせず万事見合せて時を待つのが良いでしょう。
「四爻変爻」の場合:
「養い方が逆」でもそれで良ろしい。運気が開けてくる頃です。進んでよろしい。
「五爻変爻」の場合:
新しいことをしたりしないのがよろしい。一歩下がってやり過ごすのが賢明です。
「六爻変爻」の場合:
人から頼られたりして苦労しますがやがて問題も解決するでしょう。
彖に曰く、頤は貞なれば吉なりとは、正を養えば吉なるなり。頤を観るとは、その養うところを観るなり。自ら口実を求むとは、そのみずから養うところを見るなり。
天地は万物を養い、聖人は賢を養いてもって万民に及ぼす。頤の時大いなる哉。
象に曰く、山下に雷あるは頤なり。君子もって言語を慎み、飲食を節す。
初九:爾の霊亀を捨て、我を見て頤(おとがい)を朶(た)る。凶なり。
社会の中での力関係からして、力の強い方が支配的になる、それはそれで仕方のないこと、としても、行きがけの駄賃のようにされたのでは、飲み込まれるほうはたまったものではありませんし、そんなことが続けばきっと批判や反乱がおきるでしょう。
「虎視耽耽、其の欲逐逐」、これが、強い側に求められる姿勢です。