「二爻変爻」の場合:
「あご髭を飾る」とあります。あご髭は口の下にあるから飾れば様になるのです。上の者に従うのが良い時です。
目上の人が車に乗るなら同乗するのがよろしい、と解説されています。
自分ばかり格好つけるのは駄目です。
「三爻変爻」の場合:
装飾過剰に注意。人も品物も飾った裏、中味をしっかり見極めることが必要です。
あなた自身も飾り過ぎないように気をつけること。
「四爻変爻」の場合:
真っ白が良いか、美しく飾るのが良いか、迷う。目的を見失わずにいればよろしい。
「五爻変爻」の場合:
「束帛戔々(そくはくせんせん)」とあります。お供えや謝礼は控えめに、と言う意味です。
諸事、簡素、ケチぐらいを旨とするときです。相手もケチるから大きい見返りは期待できません。
それでも喜びは大いにあります。
「六爻変爻」の場合:
究極の飾りは白、と書かれています。
万事簡素にする、事業や計画も簡単にするのが良い、ということでしょう。
またこれまで華やかだったのが簡素になる、ということもあります。
彖に曰く、賁は亨(とお)るとは、柔来たりて剛をかざる、故に亨るなり。剛を分かち上りて柔をかざる、故に小しく行くところあるに利ろしきなり。
天文なり。文明にして止まるは人文なり。天文を見てもって時変を察し、人文を見てもって天下を化成す。
象に曰く、山下に火あるは賁なり。君子はもって庶政を明らかにし、あえて獄を定むることなし。
初九:その趾(あし)を賁(かざ)る。車を舎(す)て徒(かち)す。