「二爻変爻」の場合:
車の車軸が外れ、進めないのが幸い、とあります。
進みたいところですが、まだ機熟せず、いま少し待つのが良いでしょう。
「三爻変爻」の場合:
蓄えは既に十分ですが、なお一層自重し蓄えればより大きい発展が得られます。
「四爻変爻」の場合:
何事にも大いに進展します。万事吉です。
「五爻変爻」の場合:
去勢豚の牙みたいなものだ、とあります。
何だかだとあっても、まあ、吉でうまく行くでしょう。
「六爻変爻」の場合:
天の衢(ちまた)を何(にな)う、とあります。難しい文言ですが、まあ、威勢の良い状況です。
大いに蓄えたものが大いに役立つときです。何事にも良い成果を得ることが出来ます。
彖に曰く、大畜は剛健篤実にして輝光あり。日々にその徳を新たにす。剛上りて賢を尚とぶ。
よく健を止むるは大正なり。家食せずして吉なりとは、賢を養えばなり。
大川を渉によろしとは、天に応ずればなり。
象に曰く、天の山中にあるは大畜なり。君子もって多く前言往行を識し、以ってその徳を養う。
初九:氏iあや)うきことあり。止むに利(よ)ろし。