「二爻変爻」の場合:
「隙間から見る。君子のすることでは無い。」と書かれています。
大局を見ることが出来ず失敗する恐れが有ります。
「三爻変爻」の場合:
冷静な判断で失敗しませんが、過信は禁物です。
「四爻変爻」の場合:
上の者から厚遇を受けることがありますが、良く見るというこの卦の本質を忘れぬように。
「国の光を観る」とありますが、「観光」の語源です。
「五爻変爻」の場合:
分に応じた対応をすること。周りに十分目を光らせるのがよろしい。
「六爻変爻」の場合:
気苦労の多い時です。無理に進まない方がよろしい。
彖に曰く、大観上にあり、順にして巽、中正もって天下に観すなり。観は手洗いて薦めず、孚(まこと)ありてぎょう若たりとは、下観て化するなり。
天の神道を見るに四時違わず。聖人神道をもって教えを設けて天下服す。
象に曰く、風の地上を行くは観なり。先王もって方を省み、民を観て教えを設く。
初六:童観す。小人は咎なし。君子は吝なり。