「二爻変爻」の場合:
小事は叶います。謙虚さや遠慮が必要です。年輩者の助言や力添えが有効です。
「三爻変爻」の場合:
他人から迷惑をかけられたりとばっちりを受けたり、思わぬ災難などに注意が必要です。
「四爻変爻」の場合:
人を信頼して迷惑を被る恐れが有ります。また現状にこだわらない方が良ろしい。
「五爻変爻」の場合:
思い通りに運ばず苦労が多い時です。有能な味方を求めることが解決の途です。
「六爻変爻」の場合:
飛び上がった鳥が網に掛かる、と有ります。身の程を知らぬ行い、出過ぎた行いで窮地に陥ります。
大変危険な状況です。慎重の上にも慎重にすることです。
彖に曰く、小過は小なるもの過ぎて享るなり。過ぎてもって貞に利ろしとは時とともに行うなり。柔中を得、ここをもって小事に吉なり。剛位を失して中ならず、ここをもって大事に不可なり。
飛鳥の象あり。飛鳥之が音を残す、上るによろしからず、下がるによろし、大いに吉とは、上がるは逆にして下るは順なればなり。
象に曰く、山上に雷有るは小過なり。君子は以って行いは恭に過ぎ、喪は哀に過ぎ、用は倹に過ぐ。
初六:飛鳥もって凶なり。