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YAMAHA12弦ギター・FG12−350
YAMAHAフォークギター・FG−450
HOHNERフォークギター・G03B
K.Yairiフォークギター・G03B


 YAMAHA12弦ギター・FG12−350 2005/12/28
 昨日に続きいつも近くにあってすぐに手にとって弾いているギター、アコースティックの方はこのYAMAHAの 12弦ギターです。このギターもだいぶ前ヤフオクで落札したものです。なぜ12弦なんだ?と聞かれても特に理由はないのですが、 音域の広いきれいな和音が気に入っています。アルペジオやスリーフィンガーをやるときには6弦ギターを使っていますが、 最近はほとんどこれでガチャガチャコードを弾きながら歌っています。

 12弦って調弦はどうなっているの?という方もおられると思いますのでちょっと説明します。 写真右上を見て下さい。これが12弦用の1セットです。よく見えないでしょうが1弦のほうから (インチです)@0.010,A0.010,B0.014,C0.014,D0.023,E0.008,F0.030,G0.012,H0.039,I0.018,J0.047,K0.027 となっています音の高さは奇数弦は普通の6弦ギターと同じですが、偶数弦の2,4は奇数弦と同じ太さで高さも同じ。 6,8,10,12弦は奇数弦のオクターブ上で右下の五線のような音域となっています。 この12弦の中で真ん中の第6弦が一番高い音になっています。

普通のドミナントコードを弾いてももちろんきれいな和音ですが、 セブンスやテンションコードを弾いたとき音がぶつかり合ってすばらしい和音となります。

 今は写真にあるようにマーチンのセット弦を使っていますが、 三十数年前の学生時代やはり12弦ギターを持っていたことがあります、 その時は奇数弦は普通の弦で、偶数弦は1,1,1,2,3,4と張っていました。もちろん1弦4本はすべて同じ太さです。 やはり弦ごとのテンションが違うのが気になっていました。最近はセット弦を安く売っているのでたすかります。

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 YAMAHAフォークギター・FG−450 2006/8/14
 私が中学生のころ1960年代日本はPPMやブラザーズフォー、 ボブディランなどの影響により一大フォークソングブームになりました。 私はその後すぐに流行し始めたエレキブームの方に走ったので、 中高はエレキ中心でしたが、大学に入ってバンドのメンバーとちりぢりになり、 一人で楽しめるフォークソングに力を入れ始めました。

 むかし、ギターと言えばクラシックギターでフォークギターなどなく、 しかたないのでクラシックギターで歌っていましたが、 1967年にあの有名なFG−180が発売されてからみんながフォークギターを弾き始めました。 FG−450はその赤ラベルのシリーズが終わった後1972年にそのころの最高機種としてグリーンの四角ラベルで発売され、 このSAはさらに17年後少し値段を下げ白の楕円ラベルで復刻されたものです。

 前にも書きましたが楽器は初期の時代ほど良い材料をおしみなく使っているので音が良いように思います。 今のように大量に生産されるようになり、楽器自体の仕上がり程度は向上しましたが、材料が品薄となり、 たとえば、トップ板なども普及品ではほとんど合板になってしまいました。 初期のFG−180等は発売が1万8千円だったのに、今では5万円でも買えません。

 基本的に私は本番でフォークギターを使うことはあまりないので、こだわりはありませんが、 この写真の楽器は良い音がします。ただ、長い間弦を張りっぱなしにしていたので、 少しはらぼてになり、ハイフレットの弦高がやや高めです。 開放弦でジャカジャカ弾いている分にはよい楽器だとおもいます。

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 HOHNERフォークギター・G03B 2006/9/10
 久しぶりにギターの紹介です。このギターは3年前やっぱりヤフーのオークションで安く手に入れた物で、 買ったときには弦高が高くあまり弾きやすいとは言えない状態でしたが、値段の気安さもあり、 ナットとブリッジを両方削りちょうどよい高さに調整しました。その結果抜群に弾きやすい楽器になりました。

 メーカーはHOHNER(ホーナー)というメーカーでギターとしては全くの無名のブランドですが、 200年前ドイツにできたハーモニカでは第1級のブランドでブルースハープやアコーデオンをやっている人は良く知っています。 ちなみに、ビートルズのポールが弾いていたBassはHofnerでよく似てますがべつのメーカーでこちらは、 ギターで有名です。HOHNERは中国やアメリカにも工場があり、管楽器やドラムも作っているようです。 この楽器はMade in Koreaと書いてあります。

 買ってからずっと息子が自分の部屋に持って行き、専用に使っていましたが、 この春広島の寮に入った為大きな音が出せないそうで、しょうがないといって私のZo−3を持っていきました。 これで娘と息子の両方にZo−3を持って行かれたため、また買わなくてはと思っていますが、今度はデジゾウあたりがほしいです。

 話はもどりますが、黒いフォークギターのこの楽器格好もなかなかよいのですが、 音はいまいちです、トップ板が合板で響きが悪く、楽器が湿っているような音がします。 家でガチャガチャ弾いている分には、音質は二の次で弾きやすいのがいちばん、 コード弾きはYAMAHAの12弦で、アルペジオや3フィンガーはこの楽器で弾き語りをやっています。

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 K.Yairiフォークギター・G03B 2015/5/4
 このギターはあるところに捨てられていた楽器です、
下の写真を見れば捨てられても無理もないことがよくわかると思います。
私もこのギターのメーカーが無名のブランドであれば見向きもしなかったのですが、K.Yairiと書いてあったのです。
ヤイリギターといえば知る人ぞ知る名器のブランドで、数を作ってないのでなかなか手に入らないギターです。
以下例によってWikiよりのコピペによると、

株式会社ヤイリギター(Yairi Guitar )は、岐阜県可児市にあるアコースティックギターの製造会社で、
自社ギターブランドであるK.Yairi(ケーヤイリ)・Alvarez yairi(アルバレツ・ヤイリ)の製造・販売を行っている。

主力製品はアコースティックギターとエレクトリックアコースティックギターだが大正琴やウクレレ、
ブズーキその他のギター以外の弦楽器も製造する。

K.YairiのKは創業者である矢入儀市の長男一男のイニシャルからS.Yairiと区別するためにつけられたらしい。

よく似た名前のブランドS.Yairiがあるが全く別のメーカーらしい、Wikiによると

「S.Yairi」を製造していた矢入楽器製造は矢入楽器製作所(のちのヤイリギター)の創業者である
矢入儀市の弟・矢入貞夫が1938年(昭和13年)に名古屋市で創業した。

マーティンを手本とし、1970年代には谷村新司、井上陽水など著名なミュージシャンにも愛用され、事業を拡大した。
モーリス楽器製造やアイルランドのローデンなど同業他社のOEM製造も手掛けたが、
フォークソングブームに陰りが見えアコースティックギターの売り上げが落ち込むと同社は貞夫の息子の矢入寛の頃の1982年(昭和57年)に倒産した。
2000年(平成12年)以降廉価モデルを中国製とし、高額なモデルは名古屋市の寺田楽器製作所に製造を委託している。
また、一部の日本国内製造品については、トラスロッドの形状から長野県松本市のディバイザーで製造されたのではないかと言われる。

ヤイリギターと矢入楽器製造はたまたま創業者同士が親族というだけで、創業時から全く別の事業体であり、
ヤイリギターは矢入楽器製造とは「一切無関係」と宣言している。

このギターはコンクリートの床の上に直に置かれていて、ぞんざいに扱われたせいで、
バックの底がすり減り、バック板がはがれたもののようです。せっかくの名器が台無しになっていました。

修理は裏板をまず接着し、正式にはビンディング(樹脂の縁取り)をすべて剥がして巻き直すのでしょうが
材料も技術もないので、無くなっている部分のビンディングは金属パテで埋めてごまかします。
実際は色合わせもなにもしていないのでごまかしにもなっていませんが、弾くぶんには不自由しませんし、音にも影響はないと思います。




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