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4号機(クッキーカンウクレレ)

カンウクレレ
←今回はカンウクレレです。ウクレレのサイトをぶらぶらと見て歩いていたら、数カ所でカンウクレレに出会いました。
ここのサイトもそのひとつですが→(ウクレレ工業団地)、 もうつながらなくなっているウクレレ工作というサイトがありまして、
まったくの素人で家にある工具とホームセンターなどで手に入る材料のみを使用して作ったウクレレの作り方が載っていました。
そこでは、カンに角材を木ねじでとめて弦を張った程度のものでしたが、それを見て思い立って作ってみました。
構想をねっているうちにどんどん本格的になってこういう形になりましたが、 基本的には材料工具は身の回りのものだけで制作しました。

 カンはいただきものの、有名なブランドのクッキーのカンが家にあったのでそれを使っています。
直径がこれより2cmぐらい小さいカンがあと2つ手元にあり、いずれはまたこれでウクレレを作ってみようと考えています。
ネックの角材とヘッドの板は近くのホームセンターで買いました。
白木ですが何の木かはかいてありませんでした。
指板はエレキウクレレを作ったときの桜の板があったのでそれを使っています。
ペグもエレキウクレレを作ったときの残りの切れ端を利用しています。
ギターヘッドの厚さは最低でも15mm以上ありますがこのウクレレのヘッドは10mmしかありません。
ギター用のペグを使いますとペグポストが長すぎるので弦通し穴で切断し別にボール盤で穴をあけています。
フレットはウクレレ工作と同様に竹串で作りました。正確にはホームセンターで買った竹ひごですが、ちょと摩耗が心配です。
でもほとんど毎日弾いて、もう2ヶ月たちますがまだどうもなっておりません。
他の自作楽器同様0フレット構造にしてあります。
エレキウクレレヘッド

 中学校の時初めて買ったヤマハのウクレレ(まだ持っている)は本当にペグ(樽の木栓) でできておりこれと同じようなものなら木片を削るだけで出来そうですが、
操作性はいまいちです。
最近のウクレレに付いているペグも昔のものよりは良いですが、 やはりギヤ式のペグが一番操作性が快適です。このウクレレに使ったペグも新品を買えば、 3連で2千円2つ必要ですのでペグだけで4千円もかかってしまいます。
(ウクレレ専用ペグもまともに買えば5千円、ネットで安物を買っても2千円ぐらいはかかります。)
つい最近スチールギターのペグを500円くらいで手に入れたので今度はこれを使ってみようと思っています。
もしこれが使えれば新品で一番安く手に入りそうです。

カンレレボディ
 もともとバンジョーウクレレをモデルに考えていたので、 ブリッジとテイルピースはこんな感じになると考えていましたが、 今思うと普通のウクレレのようにトップにブリッジを直接ビス止めしてもよかったかなと思います。
テイルピースはステン板を使ったブランコ型になっています。
本来はマンドリンのようにエンドピン側に弦止めを作りたかったのですが、 既製品のウクレレ弦ではそんな余裕はないだろうと思いブリッジのぎりぎり近くまでブランコテールピースで延ばしています。
これでも弦の長さがぎりぎりで、ペグに弦を巻き付けるのにだいぶ苦労しました。テールピースとブリッジの材料も桜で作ってあります。
ブリッジのオクターブ調整がにくいでしょう。
テイルピースに穴をあけ弦の玉止めをする予定でしたが、 細い弦では玉が穴を抜けてしまいました。今1弦4弦は2mmネジのナットを結びつけて止めています。

カンレレボディ
  ウクレレ工作ではカンのふたを木ねじでスルーネック構造のボディに直接止めていましたが、 いくらなんでもそれは格好悪いだろうと思い、スルーネックのボディはカンに穴をあけ中におさめました。 もともとカンに直接ネックを付けるのは考えていませんでした。
(前に書き忘れましたがエレキウクレレもスルーネック構造になっています)したがって、 ネックに付いているヒールはただの飾りです。固定はエンドピン側で木ねじ2本で止めてあるのみです。

 ウクレレ工業団地にあるくまさんカンレレはまるでびわの音のようだと書いてありましたが、 このカンレレもやはり最初はベンベンとうるさい音がしていました。v 第一、指でタッピングをしてもガンガン音がしてあまり良い音がしそうにないので、 最初から真ん中をへこましてトップ板にテンションをかけ、 しかもあまり響かないように厚手の両面テープを挟んだブレイシングを1本木ねじで固定していました。
それで、もう1本ブレイシングを増やしあまりべんべんと響かないように工夫してやっとなんとか聴ける音にしています。v 裏板にもブレイシングを入れるともっとよくなるかもしれませんが、音が小さくなるのが難点です。
でも軽いしチューニングもしやすいのでいつも近くに置いて歌いながら弾いています。

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