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尺ルート 2013.1.17

尺八のところで書きましたように、2012年の春、比較的ひまがあり尺八を作って練習していました。
いろいろな曲を吹くにあたり、尺八では出しにくい音がある。
特に、♭や♯が数個ついただけですぐに楽譜が吹けなくなる。
まあそのためにいろいろなサイズの尺八があり、移調して楽譜を書き吹いているわけですが、
私としては5線紙に慣れているのでこのまま吹きたいわけです。
尺八にキーを付け半音を出しやすくできないだろうかとずっと考えていました。
7穴に改良すれば音階くらいは吹けそうですが、半音は難しいようです。
アルトリコーダーや古いフルートには3キーくらいの楽器があります。
そんな尺八が作れないかなーといつものようにHPをあさっていました。
そんな時尺ルートのサイトを見つけました。
尺八にキーをつけるのではなく、フルートに尺八の歌口を付ければよいことを教えられ、作ることにしました。
尺八はすでに何本か作っていたので歌口ぐらいなら簡単にできます。
ただ今持っている2本のフルートには愛着があり、ちょとつぶすには忍びません。
新しく頭部管をつくり合体させるのには加工技術が追いつきそうにありません。
それで、新たにもう1本フルートを買うことにし、ヤフオクで安いyamaha-FL211を落札しました。
ところがこの一番安く買ったフルートが、一番音がよく出るのです。
しょうがないので前回買ったyamahaをつぶすことにし、頭部管を加工しました。
出来上がりが左の写真です。
出来上がって吹いてみると重要なことに気が付きました。
音がフルートとあまり変わりがないのです。
もともとよく音色が似ているフルートと尺八、半音階が出せるとほとんど聞き分けができないのです。
それなら、もともと慣れているフルートを吹けばいいではないか。という落ちでした。ちゃんちゃん。
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