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一尺八寸中継ぎ 2013.1.6
 2011年、今年で定年ということもあり、この1年間久しぶりに重要なポストからはずれ、暇ができました。
前から楽器作りが趣味でいろいろ作ってきました。本当はエレキギターを作りたいのですが、工具もなく、 一つ一つの部品も値段が高いギターはなかなか手が出ません。

尺八なら材料代もほとんどタダだし、道具もたいしたものは必要ありません。
とゆうことで職場の敷地内にある竹やぶで、尺八にできそうな真竹を何本か掘ってきました。

尺八は道具や材料は簡単に手に入りますが作るとなると簡単ではありません。
いろいろな尺八制作のHPを参考にした結果 「尺八と遊ぼ」 http://www1.ocn.ne.jp/~tuner/ [Tatsuaki Kuroda]さん
のサイトが一番簡単によく鳴る楽器が作れそうに思い中にチューブを入れる方式に決定しました。

 最初は木の丸棒を旋盤で削り尺八内部の雄型を作り、その周りを石膏で固める方法で試してみたのですが、
普通に市販されている石膏は、固まると体積が2〜3%増えるので型抜きができず、竹・型棒ともに台無しにしてしまいました。

 その点「尺八で遊ぼ」のサイトではレジンキャストというプラスチックで固める方法で、体積の増加はほとんどないので型抜きも簡単にできそうでした。
実際には丸棒の周りに熱収縮チューブでピッタリ固めそれを筒抜きした竹の中に入れ、隙間をプラスチックで固めるという方法です。

 ただ、この方法だと曲がった竹には使えませんし、型棒は上下に抜ける構造が必要です。
一度まっすぐの竹でよい内型ができたら、その型を今度は軟らかいシリコン樹脂で型取りし曲がった竹でも使えるようにする必要があります。

 一番の問題は、このキャストやシリコン樹脂が簡単には手に入らないことです。
通販で探して手には入れましたが、シリコン樹脂にもすごくたくさんの種類があり、どれが一番よいかわかりません。

 1本目はできましたが、雄型を金属で作りなおし、上下に抜けるようにすること。
理想的なシリコン樹脂の型棒を作り出すことなど今からたくさんやることがあるのですが、仕事がいそがしく、当分できそうにありません。
 

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