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電話のベル

昔の電話機に似せた楽器としてのベルです。なんでベルが楽器なんだ?と思われる方も多いと思います。
ところが楽器なんです。打楽器の一種に分類されるでしょうが、
たとえばグレンミラーの「ペンシルベニア6−5000」やフィンガー5で昔はやった
「恋のダイヤル6700」など曲の途中やはじめにリリリーンと電話が鳴るその音に使用します。
普通はこんな楽器だれも持っていませんので、シンバルのカップ部分をスティックでロールするのが普通です。
しかし、実際の電話機のベルは左右で大きさがほんの少し変えてあり音程が違うのです。
このベルあるところから偶然に手に入れた本物の黒電話のベルです。当然音も微妙に左右のベルで違います。
このベルを共鳴箱にあり合わせのアルミ板で取り付けます。使い回しのアルミ板なのでいらないビス穴がたくさん開いています。
最初このベルをプラスチックの2cmの基板スペーサで取り付けていたのですが、何度か使ううちに折れてしまったので、
今では金属の六角スペーサに変えてあります。
ハンドルを回すと木でできたカムが回転し、ゼンマイバネの板を左右に振り回し、
バネ板の先端に止めてある3mmのビスナットがベルをたたくことにより音が出ます。
カムの回転をあげるギヤや板バネはこわれたメトロノームからとり、利用しています。
本物の電話機のベルは16ヘルツで電磁石が励磁されることにより振動しベルをたたきますので、
1秒間にカムが16回回転するようにハンドルを回すとよりリアルに電話機の音が出せるでしょう。
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