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2号機(ZO−3タイプエレキギター)

2号ギター
 2号ギターです。見たとおりZO−3(ゾーサン)タイプのアンプ・スピーカ内蔵ギターです。
HPの楽器自慢コーナーを見てもらえばわかりますが、現在水色の本物のZO−3を持っています。
(ヤフーオークションでアンプのこわれたものを安く買って自分で修理した) 自作のZO−3を作ったころはまだ本物を持ってなくてスケールを知らなかったため、 ストラトなどと同様のミディアムスケールの650mmで作りました。
ちなみに本物は615mmのショートスケールなのでライトゲージなどを張るとふにゃふにゃの音となります (専用の弦も売っているらしい)自作のZO−3は、 本物もそうですがオペアンプ1チップアンプで作られています。
9Vの角電池で動作しますが、角電池は単1や単3などより電流容量が少ないため意外と早く電圧がドロップします。
その時はすごくディストーションのきいたヘビメタの音となり、 その音とともに目のLEDが点滅してちょとだけおもしろいです。
水色の本物ZO−3ですが、電源スイッチがスナップスイッチなのでいつの間にか電源が入っていて、 すぐに電池がなくなることがわかり、スライドスイッチに取り替えています。

 このギターはペグ、フレット、トラスロッド、ポジションマーク、ブリッジ、 ストリングブッシュ(裏通しの弦止め)等を通販で購入しました。
その他のほとんどは近くのホームセンターなどで手に入れました。
まず、ボディとネックは建材の2by4用の木材でボディにはその幅の広めのもので作りました。
ふしだらけだったので、ふしのないところを選ぶと1枚しか取れませんでした。
ボディの厚さは50mmはほしかったのですが、この木材は38mmしかありませんでした。
白くてやわらかくて加工はしやすかったのですが、工具がなかったのでザグリには苦労しました。
指板は森林組合がやっている木工センターで堅い木はないか聞いたら桜があると言うことで、 指板用に何枚分かわいて(方言?板を取ること)もらって購入しました。
かなり堅い木なので加工には苦労します。

 この薄くて柔らかいボディのため大変なことになりました。
ネックは指板が堅いしトラスロッドが入っているのでびくともしなかったのですが、 薄くてやわらかくてその上大きくザグッているボディが弦の張力に耐えられず反ってしまいました。
ブリッジを低くしたり、少しボディに埋め込んだりしましたが、 とうとうボディの弦高がたりなくて弾きにくいギターとなってしまい、 今では部品取りになってしまっています。

 あと、前にも書きましたがバランスが悪いためアルミの棒の先にストラップピンを付けています。
かっこが少し悪いですがバランスはよく弾きやすいです。
本物はヘッドの裏にヘッドピンが付いていました。でもこれは結構弾きにくいです。
中古のZO−3はピンを付け替えている物が多いですが、付け替えると今度はバランスが悪くなり、 この辺がボディの軽くて小さいギターの悩みでしょう。

 ピックアップはポールピースの5mmφの磁石が手に入らなかったため6mmφの丸棒磁石で作っています。
まあそれはそういうピックアップもあるので問題はありませんが。
このピックアップを作るため80μmのホルマール線を買って巻きました。
これが髪の毛ぐらいしか太さがなくてすぐに切れてしまうしろもので、巻くのにとても苦労しました。
旋盤を使って巻いたのですが、7000ターンぐらいほしいところを5000ターンぐらいしか巻けていません。
しかしそれを2つ制作しハムバッカー配線をして出力を稼いでいます。ちょっぴりハムバッカーの音がします。

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