「三脚のススメ」 |
せっかく楽しみにしていた旅行の写真。でも、いざ出来上がってみたら、期待していた写真 が、ピンボケやら黒くなったりでガーッカリなんて事。 あの空の色は・・海の色は・・ア〜アッいったいどこにいったのやら・・ な〜んて経験は誰にでもありますよね。 実際はもっと感動したのに、どうもうまく撮れない。そうなんです・旅はものすごい感動の連 続だったはずですが・・絵葉書の写真はカッコいいのに・・ どこが違うのだろう、どうすればいいのだろう・・と言う事で チョー初心者が、旅の写真をどうやったらうまく撮れるのだろうという事で・・写真も「いい 旅」の必需品なもんで・・講釈を・・ ただし、かく言うワシにも技術はない。経験はない。ただ、旅に出たら撮る。カメラにも詳し くない。と言いながらも・・ (1)まずカメラの種類から・・
★一眼レフカメラは 長所=「レンズ交換ができる」「見えたままに写る」「シャッター速度や絞りが自由に変えら れる」 短所=「大きく重い」 一眼レフを持って行ければ、とりあえず旅の写真はバッチシのはず。なにしろほとんど自動で すからネ ★コンパクトカメラは 長所=「小さく軽い」「簡単」「いつでも持ち歩ける」 短所=「一眼レフの逆」 最近ではズームレンズの採用などでかなり良くなっています。 ★使い捨てカメラ 長所=「安い」「コンパクトカメラより小さく軽い」 短所=「それなりに写る」 しかし「安い」「軽量コンパクト」は魅力です ★デジカメ 長所=「小型軽量」「レンズが明るい」「PC処理ができる」「その場で見れる」「フィルム がいらない」 短所=「値段が高い」「反応が遅い」 「小型軽量」なので旅行には持っていきたい一品です 特に「レンズが明るい」はフラッシュを使えない博物館などで威力を発揮するはずです。かな りキレイに撮れます。 (2)次にフィルムの種類って・・
フィルムについては大きく分けて2種類あります。「ネガフィルム」と「リバーサルフィルム 」です。ネガフィルムはどこでも売っている一般的なヤツです。 @リバーサルフィルムとは、現像したフィルムそれ自体が作品となります。もちろん当然プリ ントする事もできますが、値段は少々高いです。絵葉書の写真はカッコいいのに・・そうなん です。空の色や海の色など、あの感動をそのまま残すのに適しています。しかし、カメラの取 り扱いに若干の知識が要ります。 Aネガフィルムは一般的な取り扱い易いフィルムです。ここでは「感度」について・・一般的 に、フィルムは感度が低いほど色がきれいで滑らかに、感度が高くなるほど、色が悪くなり、 ザラザラ、ゴツゴツした感じになります。より良い画質を求めるなら、感度の低いフィルムを 使った方がいいでしょう。しかし、撮影条件で選べば、感度の高いフィルムの方が有利です。 ・・とかなんとか、言ってみても、サービスサイズでは、その違いはわかりゃしません。プリ ントするお店によっても出来上がりは変わってきますから。感度100・400・800とかがありま すが、旅行には悩まず感度400を持って行きましょう。 (3)シャッターの押し方
これが簡単なようで難しいんです。一番大事な事は「カメラがブレない」事。このカメラが「 ブレ」さえしなければ、なんとか写るものです。もう、カメラの性能はとってもいいんですか ら。 カメラブレはシャッターが開いている間にカメラが動くことが原因なんです。だから、できる だけカメラを安定させ、シャッターを切る瞬間にカメラを動かさないようにすればイイだけで す。肩の力を抜いて、ひざのクッションを上手に使って「ハイ・ポーズ」 一見ピンボケに見えてる写真の大部分は「カメラブレ(手ブレ)」なんです。原因は「シャッ ターボタンを一気に力強く押す」ことです。親のカタキではないのです。優しく・やさしく、 人差し指にだけ力を入れずに、ユックリ押してユックリ離しましょう。シャッターが切れたと き、勢いよく人差し指を離すのは禁物です。フィルムが入っていない状態で練習・練習です。 (4)撮り方
何を撮りたいのか?そんな事は決まってます・・なんでもかんでもいっぱい撮りたいんです。 それが、問題なんですが・・つまり、メインが決まらないのです。旅行の写真ですから「建物 や風景や遺跡も撮りたい・人物も撮りたい」でしょう。大きな建物や風景などをバックに撮る ときに、その建物に気をとられすぎて、人物が豆粒状態になってしまいがちです。これは、人 物はそのままにして、全景を入れようとカメラマンが後ろに下がってしまうからです。 そんな時は、カメラマンの位置を決めて、背景になる「風景写真」の構図が決まってから、 人物に「はい、どうぞ」と、お出まし願いましょう。入るポイントをあらかじめ決めておいて 、具体的に指示します。人物がどんどんカメラのほうに近づいて「普通に声が届く距離」まで 来れば、人物の笑顔も背景もバッチリ写ります。あんがい、人物の小さい写真って多いんです よね。 (5)フラッシュの使い方
フラッシュは暗いときに使うものと決めつけてはいませんか。そのとおりです。でも、旅先で 博物館などはフラッシュ禁止が多いです。 (暗い所で使う)
これは、だれでも普通に使っています。でも、フラッシュは3m程度しか届かないんです。東 京ドームや劇場など、広い場所でフラッシュを使っている人がいますが、他人の迷惑だけで何 の役にも立っていません。また、きれいな夜景をバックに記念写真を・・なーんて。これは、 人物は撮れますがバックは真っ黒です。こんな時もありますから「スローシンクロ撮影」の機 能を使いましょう。ただし、カメラを固定しなければなりません。 (明るい所で使う)
旅行シーズンは、夏の季節が多いものです。太陽の直射日光が顔に当たると、顔に影を作りま す。こんな時はフラッシュの光で、影を和らげてあげます。フラッシュは「補助光」としての 大切な役割があります。バックが湖や海や川の時も光が反射して、人物が黒くなります。これ もフラッシュを使いましょう。 写真の良し悪しは「光の使い方が決めて」。上手に使ってひと味違う写真にしましょう。また、 旅先では人物と背景を撮りたいものです。時間によっては、「順光」も「逆光」も、おかまい なしに撮りたいものです。人物が太陽に背を向けた逆光の状態で撮影をする時は、人物が真っ 暗な写真になってしまうのを避けるために、フラッシュを使います。ホントはこの方が、人物 は目が眩しくなくてイイ表情になるんです。また、帽子や前髪などで顔だけが日陰になってい る場合も、フラッシュを使えば顔が陰になってしまうのを防ぐことができます。 (フラッシュを使わない)
旅先で、ホテルの窓から、カーテンを開けると、素晴らし夜景が目に飛び込んでくるときがあ ります。また建物の中や夜の街角と旅先ではシャッターチャンスの連続です。こんな暗い場所 こそ三脚の登場です。「セルフタイマー」を使って、シャッターを切りましょう。 どんな安い三脚でもいいですから旅行には持っていきたい物です。安い三脚は軽くて小さい です。使うか使わないかは大違いです。シャッター速度が変化するタイプのカメラなら、思っ た以上に、けっこうきれいに夜景が写ります。ポイントは、フラッシュを使わないこと・撮影 中にカメラを動かさないこと。ズームレンズ付のカメラで撮るときは、一番広角にすることで す。フィルムは、ISO感度 400程度で充分です。 また、ガラス越しに写真を撮るとガラスにピントが合ってしまいます。いったんガラスにぴ ったりと付けて、フォーカスロックしましょう。できればガラス窓を開けて、窓が開かない時 は、ガラスにピタッとくっつけて。もちろん、ブレない工夫をしましょう。三脚があればいい のですが、旅行に、そんな物までは・・と言う方には。壁でも柵でも椅子でもテーブルでも柱 でも、なんでも構いません。とにかく固定物にカメラをくっ付けて、出来るだけカメラを固定 して撮影して下さい。もう一度言います。カメラが「ブレ」さえしなければ、なんとか写るも のです。特に、博物館などは「フラッシュ禁止」が多いです。あきらめていないでしょうか? あきらめずに、カメラを固定できる物を探しましょう。 (6)では、撮ってみましょう
構図・・撮りたいものをどうやって切り撮るかです。 画面を1/3に区切る @撮りたい人物を右でも左でも1/3ずらす。 A風景写真は地平線でも水平線でも上か下へ1/3ずらすことです。 人物が中央にくる事はなるべく避けましょう。これを「日の丸写真」と言います。オートフォ ーカス(自動焦点)カメラは、「どこに」ピントを合わせるのか分からないので、取りあえず 「真ん中」に合わせるように設計されています。撮りたいものが真ん中にないときには、フォ ーカスロック(いったんカメラにピントを覚えさせる機構)でシャッターを半押しして、カメ ラをずらして使いましょう。 技術より枚数で勝負・・・・旅先のシャッターチャンスは一回です。実際は焼きあがってみれ ば、自分の思った感じと違うのが写真です。思ってもいない写真が、案外良かったりなんて事 もあります。 |