2010年11月9日

【庭の可愛い珍客】(ブログ)

◎自己主張≠キるアオガエル

 庭にいた家内から愉快そうな声が聞こえてきた。

 「パパ、ちょっとこれ見て」。何事かとレースのカーテンを開けると、ポリバケツの内側に緑色したアオガエルがとまっていた。「これ、きっとこの前傘の中にいたカエルよ」




 緑色の背中に赤い小さな斑点がある。傘の中にいたものより、一回り大きくなったという。急ぎ部屋に戻ってデジカメを持ってきて、数枚の写真を撮った。掲載したのは、そのうちの2枚だ。
 最初はじっとしていた(写真上)が、シャッター音に気づいたのか背伸びをして見せた。驚いて伸びをしたのかもしれないが、その姿をいつまでも変えず、いかにも「見てくれ」とばかりの、なかなかの演技である(写真下)。
 このカエル、今度はポリバケツを離れて家の外壁と基礎の境にあるアルミの仕切りに座り、そのままの姿で夕日がまぶしそうだが、じっとしたままだ。



わが家は山の中にある。少しばかり高台になった場所なので、野鳥がいつもさえずり、立冬が過ぎた今では虫の声は聞かれなくなったが、自然との触れ合いを毎日のように楽しんでいる。

今日は暴れ風が吹いているが、気温は20度程の小春日和。冬はどこへ行ってしまったのか。いずれ寒さがやってくるだろうが、今の時期でも暖かいのに越したことはない。
 日が落ちてカエル君どうしているか見に行ったら、アルミの仕切りでどこかへ飛んで跳ねようとしているようだった。

掲載した写真を娘の家にパソコンで送った。小学6年生の孫は中学受験に追われる毎日だ。「学校から帰ってきたら見せてやる。癒しによさそう」と言っていた。夜の食事をしていたら孫からメールが届いた。「アオガエルかわいいね。ありがとう」 (尾形宣夫)