訪泰国大城



アユタヤ遺跡 --訪泰国大城(タイ国アユタヤ遺跡)--

アユタヤ遺跡は、バンコクから北へ車で1時間半のところにある遺跡。14−18世紀にアユタヤ王国の首都だった。3月末に訪問したときは、39℃の真夏。かって象は王族の乗り物だったが、現在は観光客が乗ることができる。象に乗って、多くの仏塔と仏像を見ていると、時代が遡っていくみたいだ。

第30回水桜会出品(2013年9月14−18日、水戸)
(1167 mm x 909 mm, 2013)
"漢詩「訪泰国大城」 驕陽如燬照荒垣
仏像無頭誰与論
長政雄図残塁下
離家万里弔幽魂

 【七言絶句、韻:元】
杜正


書き下し文:
驕陽(きょうよう) 燬(や)くが如く 荒垣(こうえん)を照らし
仏像 頭無く 誰と与(とも)に論ぜん
長政の雄図 残塁の下
家を離れ 万里 幽魂を弔う

語句の説明
泰国=タイ
大城=アユタヤ、バンコクから北へ車で1時間半のところにある遺跡。14−18世紀に首都だった。
驕陽=真夏の太陽
仏像無頭=多くの仏像があるが、ほとんど頭が切り取られたまま
長政=山田長政。江戸時代前期にタイへ渡り、活躍

意味:
真夏の太陽が焼くがごとく 荒れた垣根を照らしている
仏像は頭無く 誰と仏法を論ずるんだろう
山田長政の活躍は 残塁の下に埋もれている
家を離れて万里 幽魂を弔いたい



    
懐慕泰国 --懐慕泰国(故プミポン国王を偲んで)--

今年(2016年)6月に再びタイを訪問した。今回は、タイ国王陛下在位70周年祝賀事業「教育美術展 子供のためのアジア美術ASEAN+2」(パヤタイ・パレス)に水墨画を出品するために訪問した。しかし、この後、非常に残念なことに全国民から敬慕されているプミポン国王がご崩御された。タイを愛する一人としてこころから哀悼の意を表します。

第33回水桜会出品(2016年9月24−29日、水戸)
(1167 mm x 909 mm, 2016)

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