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"象潟(きさかた) ? |
芭蕉が象潟を訪れた時、象潟は東の松島と並び称せられる風光明媚な99個からなる島々だった。ところが、1804年に大地震が発生し、約2m以上隆起して陸地になったため、現在は、鳥海山のふもとに点在する60あまりの島々が田園地帯に浮かんでいるように見える象潟独特の風景である。
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"合歓(ねぶ) ? |
合歓は、「ネム」とも「ネブ」とも呼ばれる。花は頭状花序的に枝先に集まって夏に咲く。淡紅色のおしべが長く美しい。
香りは桃のように甘い。イラン、アフガニスタン、中国南部、朝鮮半島、日本の本州・四国・九州に自生する。河原や雑
木林に生え、高さは10mにもなる。和名のネム、ネブは、夜になると葉が閉じること(就眠運動)に由来する。漢字名の
「合歓木」は、中国においてネムノキが夫婦円満の象徴とされていることから付けられたものである。
私は、筑波植物園で見た。とても可憐で見ごたえがある。 |
"漢詩 |
旅中俳聖到江葭 船向煙波驟雨斜 島嶼遠山真似画 想望西施合歓花 杜正 書き下し文: 旅中(りょちゅう)の俳聖(はいせい)は 江葭(こうか)に到(いた)る 船(ふね) 煙波(えんぱ)に向(むか)えば 驟雨(しゅうう) 斜(ななめ)なり 島嶼(とうしょ) 遠山(えんざん) 真(まさ)に画(が)に似(に)たり 西施(せいし)を想望(そうぼう)す 合歓(ねぶ)の花(はな) |
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