天吹の紹介

薩摩の国は、薩摩士風と呼ばれる独特な伝統を持っている。その伝統を育てたものの一つに「天吹」があった。 薩摩人(さつまびと)の心を振るい動かす神秘な音色の幽玄さが、天吹の眞骨頂である。 しかし、時代の推移によって、天吹も幻の音曲として伝統の継承が危ぶまれたが、今日、漸く甦がえることができた。 即ち、大正時代からの唯一の伝承者であった大田良一(忠正)氏が戦後長逝され、その晩年の弟子である白尾國利氏によって、僅かに伝承が保たれ、昭和56年「天吹同好会」が結成されて、今日に至ったのである。そして価値あるこの伝統芸能を後進のために残そうと念願したのが、この書の生まれた動機である。 ・・・「天吹」発刊の言葉(抜粋) 三木原勝義先生の稿 

師 範  白尾 國利
天吹同好会の指導者
初代 会長 三木原 勝義
二代 会長 尾辻 達志
天吹同好会 役員

て ん ぷ く

彼(あ)の山 高根
筒根(つくね) 調べ
イチヤナ センペサン
テンノシヤマ
天吹の伝承曲

初代会長 三木原 勝義先生 … 故人

鹿児島県無形文化財 平成2年3月23日指定

ふうさんも同好会結成時から会員として練習しているが、なかなか上達しない。 今 休会している。