月に詠じ 花に吟じ 暢神(ちょうしん)に耐ゆ
敬虔(けいけん) 先哲の意(こころ)尤(もっと)も 真なり
南洲の遺訓は 今 此(ここ)に在り
朝夕 捧持(ほうじ)して 世塵(せいじん)を忘れん
敬天吟詠会 会歌
福迫 尚雄 雄堂
初代 会長 | 木原 龍太郎 |
二代目会長 | 福迫 尚雄 雄堂 |
三代目会長 | 利水 幸夫 好堂 |
四代目会長 | 山之内 信夫 慶堂 |
頌 敬天吟詠会
八重尾 穂峰
朗吟 気を吐く 木龍翁
修剣 邪を匡す 福尚雄
道統は英心 利水に流れ
翕然(きゅうぜん) 耀発す 敬天の風
敬天吟詠会は、皇太子(現 天皇)御降誕の
翌年の昭和9年12月23日吉祥を記念して
創立、戦時中に一時中断し、 戦後、再び会を
開いた。
敬天吟詠会の吟風は薩摩藩の士風を受け継ぐ薩摩吟(藩制時代の造士館の流れ)であると言われている。 郷中教育の学舎の関係者が多い。
福迫雄堂師は二天一流の師範でもあった。
利水好堂師は剣道7段教士で、無双直伝英心流の宗家となられたが、若くして他界された。 御子息は禅刀道の大和龍門氏である。
山之内慶堂師は元陸軍の全国少年航空隊(蒼窮会)の会長をなさり、美術刀剣研究家として有名である。
※ふうさんも敬天吟詠会の理事をしてました。
利水 幸夫好堂先生
西郷南洲翁筆(銅版複写)
◇昭和47年6月吉日作