昔の想いは    時を過ぎ

悲しみと     切なさの   鎮魂歌(レクレイム)

幸せ色は    色褪(あ)せて

温もりさえも  消えていく

寂しさに    漂(ただよ)いながら   闇に溶け

翼を持たぬ  恋心

夜汽車の   汽笛は胸に沁み

恋の癒しの  北帰行



闇夜に    心は吹き消され

虚しさと   苦しさが          揺蕩(たゆとう)て

貴方の声は遠くなり     

想いでさえも   霧の中

疲れ果て    眠れぬ夜の   波の音

謗(そし)りを受けて   項垂(うなだ)れて

霧笛が響く   夜の海

恋の癒しの   北帰行