正式には「ヒゲナガカワトビケラ」と言う、水生昆虫です
黒川虫は山女魚や岩魚の大物釣りに、ミミズの次によく使われる餌である
ブナや樫など広葉樹の流れる川に生息し、イワナやヤマメの餌によく使われます

長野ではざざ虫と呼ばれ、佃煮として売っているがこれは全く特殊な事例である
大きな岩の底に小さな石を集めて、細長い筒の寝床を作り、顔を出して餌を待っている

採取するには、大きな岩の底に付いている筒状の物を剥がすか、石の下流に網を置いて
ウエーダーで石の裏を、ガシャガシャやるとアミに入る

なるべく黒くて太い奴が良いのは言うまでもない

黒川虫は保存が効かないが、朝早く採ったものを一日使うコツは、
大きめのクーラーエサ箱に、砂やもみ殻、おがくず又は苔を入れる。
夏の暑い時期は複数の餌箱を大型クーラーに入れ、交換しながら釣るが保冷剤が、
直接虫に当たらないようにする

餌箱に入れるが、虫同士が喧嘩して弱るので、昔は鉛筆のサックを入れていた
ストローより太めのパイプを切った物など、筒状の物を使うと良い
取り出すときはピンセットで取り出してください。
面倒ですがそれだけ針掛かりも良く、釣果に結びつきます

ハリの付け方は、尻から刺して腹に抜く方法があるが、傷みやすいので
首の後ろのチョン掛けは尻尾が良く動くのでお勧めです

ハリが気になったり、小さければ2匹掛けをしよう

小型や中型の魚狙いでは、ピンチョロやヒラタを中層で流すが、大物狙いは
底を黒川虫で流す為、少し重めの錘を使うと良い