BOOK OFFの100円コーナーで、「渡辺純一」の名前を見つけた。
昔「失楽園」を、読んだ事があるが、あの作者である。

題名は「麻酔」昨日、読み終わりました。
作者が元医師であることも初めて知ったが、読み始めて??この人
何でこんな医学に詳しいのだろう?と思いインターネットで調べてみた。

札幌医大で医学博士だったことを知り、キツイ性的描写の恋愛小説が、
得意ジャンルの人だと思っていた…ゴメンナサイ恥かしい。

内容は、奥さんが子宮摘出の手術を受けた後、麻酔が頭に回り植物人間になる。

長い間最後まで意識が戻らず、娘の結婚後死んでしまうのだが、私にとって
先日カミさんが心臓手術で入院し、一人ぼっちと一匹の生活をした経験から、
身につまされる内容でした。

しかしカミさんが亡くなる事を、現実的に考えられない私です。
きっと私は、臆病者なのでしょうね・・・

もしそうなったら自分はどうなるのだろう?
皆さんは、配偶者が先に亡くなる事を、考えたことがありますか?

考えさせられた本でした・・・