27歳の時の話

カルビーで函館に仕事で出張して、旅館に泊まっていた時の事です

いつも出張すると函館には、2~3日ほど宿泊していたのだが、旅館で飯食った後

近所のスナックで飲んで、夜11時に宿に帰って来た

そのまま寝ていたが、何かの気配でふと目覚めた

すると鴨居の上に、長い髪の女性が白いカーデガンのような物を着ている

私が「部屋間違えていますよ」と言ってから、ガバッと起き上がった

しかしそこには誰もいない・・・

私が起き上がったのは、あんな鴨居の所に人が浮かんでいる訳はないからだ・・

翌朝出かけに、おかみさんに「いやあ昨日変な夢見たよ」と、玄関で話すと

おかみさんが固まって、何も言わずに黙って私を見ている・・・

「じゃ行って来ます」と出かけました

帰ってくると親父さんが「桑原さんチョッと、今日は外に飯食いに行こう」と言う

そして料理屋さんに行って、お酒と名物をご馳走になりながら驚く話をされた

「昔あの部屋で女性が首を吊った」

そして「幽霊が出ると噂が立った為、拝んで貰ってから出なくなった」と言うのだ

「商売なので他には言いふらさないでくれ、あの部屋には二度と泊めないから」という・・

後から宿のおかみさんからは「桑原さん女性に優しいから・・」と言われたが、カミさんからは

「アンタ女の幽霊からも好かれるから・・」と笑いながら言われた

それからすぐ転勤になったので、行くこともなくなったが。ちょっと怖い体験である