■ 気になるハトを「コワガラス」で怖がらす
団地に住むようになって以来、ハトとの果てしなき戦いを繰り広げてきました。
撃退の戦力を練ってきましたが、一進一退の状態で未だ撃退には至っていません。
繁殖期ともなると朝も早くから、「ろろーろろー」と鳴き交わすそのうるささ。
挙句の果ては、上階のベランダにとまったハトに洗濯物や布団を汚されます。
憤懣やるかたのない日の繰り返しです。
ハトの糞は 「西ナイルウイルス」「クリプトコッカス症」「トキソプラズマ症」
「ヒストプラズマ症」 「オウム病」など、
それらの恐ろしい病気を引き起こすほか、アレルギーや喘息を悪化させるようです。
自治会では増えてしまったハトに餌を遣らないよう広報してます。
幾分、数が減ってきました。
空き住戸のベランダでハトが巣作りをし、それ以上減る気配はありません。
しびれを切らした住人が自分のベランダ全体をネットで覆うようになってきました。
ネットの張っていない住戸が敵に狙い撃ちにされるようになったようです。
これまで試みたことは
1.窓台のでっぱりにプラ波板を斜めに架ける。
2.CDを糸で吊るす。
3.プラの針山を手すりに取り付ける
4.棒やエアガンでおどかす
5.目玉風船をぶら下げる
この中でうまくいったのは1番目の波板だけ。
ツルツルでとまれないのが分かってベランダの手摺の方に移動してしまいました。
CDはハトには無視されたのに、西面の住人から眩しいとクレームを付けられて撤去。
プラの針山はハトは乗っかって平気な様子、さらに空いた隙間に器用に着陸。
棒やエアガンはこちらが根負けしてしまいました。
目玉風船は最初の2.3日は隣のベランダから覗いていましたが効果はそこまで。
そのほかに、
6.忌避剤を使う
7.防護ネットを張る
8.テグスを手摺に張りわたす。
忌避剤は効果が案外短いとの情報があったので試していません。
ネットは我々が籠の鳥になるのが嫌で却下。それに高価です。
テグスは手を引っ掛けしまいそうで不安。
さて、どうしたものかと思案していたときに見つけたのが「コワガラス」でした。
これはポリエチレン製のカラスのソックリさんです。
体長50cm位あって近くで見るとギョッとする程、立派な風采です。
他にも「イヤガラス」という兄貴がおります。
「イヤガラスは、羽毛付きで賢いカラスも騙されるくらい超リアル!!」です。
チョット本物過ぎて気味が悪い!で却下。
そこで、早速、弟分の「コワガラス」ネット通販で購入することにしました。
カラスの被害で悩んでいる場所に下げてカラスの死骸とおもわせて追い払うものです。
ハトを近づけない目的で使うので、逆さ吊りではなくベランダに住んでもらいます。
しかし、このカラスの目は眠っているので、どうにかしなければなりません。
思の末、100円ショップで手に入れた「デコジュエリー」を両の目に貼付けました。
するとようやく、お目々パッチリに生き返って颯爽としてきました。
ただ宙ぶらりんでは可哀相なのでプラスチックの棒を止まり木として取り付けました。
そして、日によってアチコチ、ベランダ内を移動してもらうようにしました。
さて、その効果の程は如何に!
今のところ、ハトは近くに寄り付かず他のベランダに転居したようです。
スミマセン!
「コワガラス君」があたりを睥睨して、ハトを寄せ付けなければ嬉しいのですが…
2011年09月
●その後の展開
コワガラス君のおかげで、ハト達は我がベランダに立ち寄らなくなった!
めでたし、めでたし、とは残念ながらゆかなかったのでした。
というのも、ベランダは南側全面ではなくて、半分の幅しかありません。
残りは掃き出し窓になっており、その真ん中に避難バシゴのネットがあります。
ベランダから死角の掃き出し窓で、ハトが羽を休めているではありませんか!。
さて、どうしようか… コワガラス君に移動してもらうのは良いのですが…
ハトは朝早くからお出ましになるので、あちこち移動するのはとても無理!!
ということで、コワガラス君に嫁さんを迎えたら、という話になりました。
早速、以前のAmazonの「リビングート」というネットショップに注文しました。
さて、首を長くして待ちに待った嫁入りの日がやってきました。
祝言の前に花嫁の目に「デコジュエリー」を、首に赤いリボンを着けました。
花婿のコワガラス君にも、首に紫のリボンを着けてようやく家族になりました。
左が、コワガラス君、右がその奥さんです。
2羽で仲良くベランダの環境監視に励んでもらいたいものです。
2011年10月