CD-ROMの音楽をMP3のプレーヤーで聴く

最近、面白いプレーヤーを使い始めましたので紹介します。

パイオニアの連続CD再生プレーヤー→AMP+SPで再生して聴いておりました。
しかし、25枚ものCDをプレーヤーにセットするのが次第に億劫になってきました。
ひょんなことでビクターの[XA-AL55]を手に入れ、これにはまってしまいました。

「アームレスヘッドホンにデジタルオーディオプレーヤをビルト・イン」したものです。

そのままCDをセットして直ぐに使えるものではありません。
まずCDの音楽ファイルをMP3に変換が必要です。
これには「CD2WAV32」というフリーソフトを使いました。

圧縮ファイル[cd2wav32_r325jp.zip]の入手先です。

<http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/music/audioenc/cd2wav32.html>

MP3ファイルは[Windows Media Player]がUSB経由でヘッドホンに転送されます。
最初はちょっと厄介ですが、手順を覚えれてしまえば作業はとても楽になります。

なによりも、どこにでも音楽を聴きながら出掛けられるのはとても快適なものです。
電池は単4を1本入れるだけなので、重さも大きさもさ程気になりません。
CD-ROMの約5枚分をプレーヤーに転送して、いつも使っております。

            

◆CD-ROMのファイルをMP3に変換

 1. 「CD2WAV32」を起動します。
 2. 最初に出力ファイルの設定で「MP3ファイル出力」を選びます。
 3. CDドライブに音楽CDを挿入します。
 4. 音楽CDのドライブを選択してトラックを表示させます。
 5. ツールバーの「CDDB」アイコンをクリックします。
 6. [CDDB情報]のアーティスト欄にアーティスト名を入力します。
 7. タイトル欄にタイトル名を入力します。
 8. カテゴリー欄でタイトルを選択します。
 9. 必要に応じてジャンル欄でジャンルを選択します。
10. ツールバーの受信アイコンをクリックします。
11. 「情報を取得に成功しました」のメッセージが出たら[OK]をクリックします。
12. 「失敗しました」のメッセージが出たら、[CDDB情報]の項目を再記入します。
13. ツールバーの「ファイル名に設定」アイコンをクリックします。
14. 情報取得に成功した場合は
   「ID3タグに設定」アイコンをクリックしCDDBを閉じます。
15. 失敗した場合は
   選択中のドライブの各トラックの作成ファイル名が空欄となります。
   トラックを右クリック「取り込みパラメーターの設定」でファイル名を入力します。
16. MP3ファイルを保存するドライブを選択し、適当なフォルダを指定します。
17. 保存するトラックを一つもしくは複数選択します。
18. ツールバーの「取り込み」アイコンをクリックし、書き出し確認に[OK]します。
19. 所定の場所にMP3ファイルが作成されます。

◆MP3ファイルを[XA-AL55]に転送

 1. [XA-AL55]とパソコンをUSBで接続します。
 2. [Windows Media Player]を起動します。
 3. [デバイスへ転送]を選び、右の項目欄に[JVC_XA_A]の+MUSICが表示します。
   右上のアイコン[フォルダを作成します]をクリックしファオルダを作ります。
   例えば[JAZZ]というフォルダをつくりそこをアクティブにしておきます。
 4. 次に、左の転送する項目欄の[再生リスト]に新しい再生リストを表示させます。
 5. Explorer を立ち上げて、MP3ファイルのあるフォルダを表示します。
 6. その中の転送したいMP3ファイルを[新しい再生リスト]の空欄にドラッグします。
 7. 転送リストのファイル名に転送マークを入れ、転送アイコンをクリックします。
 8. 左から右への転送が終わりましたら、左の欄に新しい再生リストを表示させます。
 9. 次に転送したいMP3ファイルを再度ドラックし、何度か繰り返します。
10. 転送が終了したら[Windows Media Player]を閉じます。
11. ツールアイコンの[ハードウェアの安全な取り外し]からUSB接続を停止させます。

●要注意
MP3ファイルの転送は Media Player 9 までで、10 以降ではうまくゆきません。
[デバイスへ転送]が無くなり、替わって[同期]という項目になっています。
[同期]を使って転送したところ指定したフォルダではなくルートに入ってしまいます。
Media Player上ではMP3ファイルを移動出来ない仕様のようです。

仕方がないので、削除アイコンから転送したファイルを全て削除します。
Media Playerをいったん閉じます。
Explorer上でMP3ファイルを直接、[XA-AL55]の指定フォルダへコピーします。

[JVC_XA_A]のUSBを取外し音楽を再生しても、音声ガイドが流れません。
MODE(●)機能も全く使えなくなります。
どうも、ファイル削除の際、誤って[VOICE]の内容を消してしまったようです。
Media Playerを 9 へ戻し、やり直しましたが状態は変わりません。

●対処法
[XA-AL55]とパソコンをUSBで接続し、付属のCD-ROMをドライブに入れます。
Main Menu で[音声ガイドの言語入換]をクリックし[日本語]を選びます。
すると必要なファイルが[XA-AL55]の[VOICE]フォルダに複写されます。
再度[JVC_XA_A]のUSBを取外し再生すると、音声ガイドが流れるようになります。
またMODE(●)機能も使えるようになります。

                          2008年7月