30.御岩山の三本杉

指定年月日:昭和43年9月26日(県指定天然記念物)
所 在 地:日立市入四間町725番地
この杉は、御岩神社参道を約70メートルほど入った右側にあり、日立市内で最大の巨樹といわれております。
地上約3メートルのところから幹が3本に分かれ、ほぼ均等の勢いで上方にのびています。その姿は非常に壮観で、三本杉としては県下の王座を占めております。
測定による根回り周囲は、11.2メートル、目通り幹囲、8.4メートル、樹高は約62メートルあります。樹齢は推定500年といわれております。
御岩山(賀毘礼山)一帯は、面積約7万平方メートルに及ぶ国有林で、その中に賀毘礼神社、御岩神社、斉神社、薩都神社、
愛宕神社等たくさんの神仏が祀られておりますが、三本杉はこれらの神木とされ、むかしから大切に保護されてきたものです。
伝説では、三本杉の三又に天狗が住んでいたとか、また、この三本杉の枝を切ったり、焚木にしたりすると病気になるといわれてきました。

TOP