22.大甕神社境内樹叢

指定年月日:昭和46年4月22日 (市指定天然記念物)
所 在 地:日立市久慈町4030番地
この樹叢は、大甕神社の所有する境内で、面積は7340.5平方メートルあります。むかしは9917.4平方メートルありましたが、
昭和34年国道の改修工事によって、ほぼ中央部2576.9平方メートルが国道用地として切り取られました。樹叢は北東側の一部がアカマツ林で、
他はスダジイの多い常緑広葉樹林となっております。スダジイの大きいものは、目通り幹囲3.5メートルに及び樹高15メートル余、
樹齢推定300〜400年の大樹が生育繁茂しております。
境内の植物は、木層ではスダジイ、アカガシ、サカキ、ヤマウルシ、ヤツデ、ツルグミ等々、草層では、ヤブコウジ、ヤブラン、ベニシダ等で207種あるといわれております。
大甕神社の創立は明らかでありませんが、大甕倭文神宮社記によりますと、甕星香々背男を誅した建築槌命を祭った神社とされています。
神社の前の道路に市指定文化財「泉川道標」が立っております。

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