21.泉が森

指定年月日:昭和44年12月1日
所 在 地:日立市水木町2丁目22-1
泉が森は古くより人びとの憩いの場所として有名でした。和銅6年(713年)朝廷の命により編さんされた『常陸国風土記』に記事が見られます。
「村の中に浄泉あり、俗に大井と謂う。夏冷かにして冬温なり。湧き流れて川と成る。夏の暑い時、遠邇の郷里より酒肴をもたらし、男女会集いて、遊び楽しめり。」
泉が森には泉神社がまつられております。この神社の祭神は天速玉姫命で、延喜式内社になっております。
泉は、周囲約33メートル、水の深さ2メートルあり、現在湧出量が少なくなりましたが、昭和39年頃は毎分3060リットル湧出しておりました。
この泉の中に弁財天を祀る祠が建っております。弁財天とは、インドのサラスバティー河の精を神格化したもので、
農業の神、智恵、福徳、除災の神とされています。また、泉の近くに藤田東湖の詩碑が建立されております。

TOP