13. 諏訪梅林

早春の諏訪梅林 (撮影:関 俊輔様)
交通案内




所  在  地:日立市諏訪町山神1068-1

 この梅林は、第9代身と藩主斉昭(烈公)が、天保初年に造園させたのにはじまるといわれております。
斉昭が江戸よりはじめて水戸に来たのが天保4年(1833年)3月で、領内巡視の時、諏訪村に立寄り、村民の家の梅を持ちよらせ造園させたと伝えられております。
 また、斉昭が日光から河鹿をとり寄せて、梅林近くの鮎川に放流したともいわれております。
 明治35年(1902年)3月24日、歌人であり、小説「土」の作者として有名な長塚節が諏訪梅林を訪れ、
「雪降りて寒くはあれど梅の花散らまく惜しみ出でて来にけり」と歌を詠んでおります。
 現在、この梅林は、面積10,502平方メートルあり、282本の梅樹が植えられており日立市の梅の名勝として市民の憩いの場所になっております。


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