黒部ダムの概要
立山連峰と後立山連峰に挟まれた日本最大の峡谷が黒部峡谷です。ここを流れる黒部川は、
その豊かな水量と大きな落差が早くから水力電源の適地と注目されながらも、多雨で豪雪、そして人を寄せつけぬ峻厳な自然がダム建設を阻み続けました。
しかし昭和31年「世紀の大事業」とうたわれた通称くろよん(黒部川第四発電所、黒部ダム)の建設に関西電力が挑み、最先端技術と経験を結集し、
7年の歳月と当時の金額で513億円の工費、1,000万人を超える人手により、昭和38年6月に完成しました。
黒部ダムは、くらしに必要なエネルギー供給の役目をはたすとともに、自然環境の保護や景観維持など、自然との共生に向けた新しい人間の営みでもあったのです。
今、北アルプスの雄大な自然と融合して、美しい景観を創りだす黒部ダムは、エメラルドグリーンの水を満々とたたえ、この大峡谷に静かにたたずみます。
7年の歳月と延べ1,000万人の人手をかけ、昭和38年に完成した黒部ダムは、アーチダムの中でも力学的に最も進化したアーチ式ドーム越流型ダム。高さ186m、
堤長492mは日本最大、世界でも最高クラスです。水煙をあげる迫力ある放水は見物。 |