東北地方太平洋沖地震! 

東連津川を上っていく津波(防災士松原洋一さん撮影)
平成23年3月11日午後2時46分頃、東北・三陸沖を震源とする、国内観測史上最大のマグニチュード9・0の極めて強い地震が発生しました。この「東北地方太平洋沖地震」は、宮城県などの東北地方に壊滅的な被害を及ぼすなど各地に大きな爪あとを残しました。
  日立市でも震度6強を観測し、沿岸部では津波により家屋が損壊するなど大きな被害を受けました。また、市内全域で断水、停電するなど市民生活にも大きな影響をもたらしました。

 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は、市民生活に甚大な被害を与え、私たちの日常を一瞬にして変えてしまいました。被害を受けられた市民の皆様に、心からお見舞いを申し上げます。
 地震発生後、本市においては災害対策本部を設置し、避難所の開設や電気・ガス・水道などのライフラインの復旧に全力を挙げて取り組んでまいりました。
 また、この間、支援物資の提供などに多大なるご支援、ご協力を賜りました国・県・自治体をはじめ市内外の多くの皆様に対し、深くお礼を申し上げる次第です。
 さて、このような厳しい状況の中、さくらまつりは中止となりましたが、本市においては春を明るく彩る桜の季節を迎えようとしております。市の花でもある桜は、煙害や戦災といった幾多の困難の中、先人達が、知恵と勇気、そして不撓不屈(ふとうふくつ)の志を持ち、守り、育て、受け継いできた大切な財産であります。
 そのように本市にとりまして特別な意味を持つ桜に思いを巡らせながら、感動することで新たに生きる勇気を得るとともに、改めて皆様と共に力を合わせ、この未曾有の危機を乗り越えてまいりたいと考えております。
 市民の皆様には、しばらくの間、ご不便をおかけするかと思いますが、一日でも早く市民生活が安定し、生活再建が推進されますよう、全力を尽くしてまいりますので、温かいご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

日立市長 樫村千秋

被害の状況と復旧の様子

海岸の様子
波により大きな被害を受けた沿岸部(水木町)。
車崩壊
津波に持ち上げられた車があちこちに(みなと町・久慈町)。
川尻海岸
漁港では漁船が打ち上げられました(川尻港)。
会瀬青少年の家
浸水する会瀬地区。
道路破壊
道路のひび割れが地震の大きさを物語ります(大みか町)。
河原子海岸
河原子海岸の津波被害。

地震の影響によりガソリンの供給が低迷。
避難所
地震直後、多くの市民が避難所へ避難しました(日高中学校)。
自衛隊
多くの自衛隊員が日立市で救援活動を行いました。
給水所
断水のため、給水所には長い列が出来ました(十王支所)。
支援物資
多くの救援物資が届けられました。
水道復旧作業
水道の復旧に全力で取り組みました。
配水管工事
水道の復旧に向けた配水管工事。

住民の避難状況の推移
と き避難場所数避難人数
3月11日(金)69か所13,607人
3月12日(土)45か所12,509人
3月14日(月)31か所2,422人
3月15日(火)27か所1,380人
3月17日(木)24か所878人
3月18日(金)17か所677人
3月19日(土)11か所556人
3月21日(祝)9か所354人
3月30日(水)3か所81人

家屋の被災状況と建築物の応急的な危険度調査状況
津波による家屋被災状況

と き避難場所数避難人数
3550483
(平成23年3月13日現在)

建築物の応急的な危険度調査状況
危険判定要注意被災程度の小さいもの
65件251件478件
(平成23年3月22日現在)

道路などの被災箇所件数
●道路 約300件
●河川 約40件
●公園 約40件
(平成23年3月28日現在)

「東北地方太平洋沖地震」の概要

国内観測史上最大のマグニチュード9.0

平成23年3月11日午後2時46分18秒、三陸沖の深さ24kmを震源とする地震が起きました(東北地方太平洋沖地震)。
 この地震を起こした断層は、岩手県沖から茨城県沖にかけての長さ約450km・幅約200kmの大きさで、地震の規模を表すマグニチュードは9.0と、これまで日本付近で観測された地震の中で最大のものでした。
 このマグニチュード9.0という数字は、世界で観測された中でも4番目の大きさです。
 この地震により、宮城県で震度7の揺れを、宮城・福島・栃木・茨城県で震度6強の揺れを観測したほか、北海道から九州にかけて揺れが観測されました。
   日立市でも、震度6強の揺れを観測し、これまでに市で観測された最大震度5弱をはるかに上回る強い揺れの観測となりました。
津波の発生
この地震により津波が発生し、震源に近い三陸沿岸には、地震発生直後に津波の第1波が到達しました。
 茨城県の沿岸でも、地震発生から約30分後の午後3時15分に大洗で第1波が観測されています。
 津波の高さは、岩手県や宮城県沿岸で最大で10mを超えました。
 日立市では、東京大学の現地調査により、4m以上(久慈町のなぎさ公園で4.2m、川尻港で4.4m)の津波が押し寄せていたことが分かりました。
 本震のあとも、日立市で19日に震度5強の揺れを観測するなど、余震を数多く観測しています。
*これらのデータは、3月28日現在のものであり、今後の調査で変更となる場合もあります

消防隊員
緊急消防援助隊として10人の消防隊員が福島県へ派遣されました

福島第一原発から周囲20q〜30q圏内における医療機関及び老人福祉施設から他施設への搬送活動を実施するため、日立市から10人の消防隊員が派遣されました。

東日本大震災の教訓を生かして

災害にいっそうの備えを

 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で、日立市は震度6強の非常に強い揺れを観測し、大津波警報が発表されました。
 市内では、幸いにも死者や行方不明者はいませんでしたが、地震や津波で多くのかたが負傷し、家屋や道路が損壊しました。また、電気や水道などのライフラインも大きな被害を受け、約10日間供給が止まりました。
 余震は減少傾向にありますが、まだ油断は出来ない状況です。
 もしもの場合に備え、各家庭で地震・津波へのいっそうの備えをお願いします。

急な避難に備え、ふだんから備えを

非常持ち出し品の例
非常持ち出し品の例
食料品や飲料水、ラジオ、懐中電灯、貴重品、医薬品などをすぐに持ち出せるようにまとめておきましょう(上図参照)。
 今回の地震では、激しい揺れで倒れた家具により、けがをしたかたもいます。震度5強の地震でも、タンスなどの重い家具が倒れたり、テレビが台から落ちたりします。家具を固定したり、置く場所を変えるなどの対策をしましょう。
 また、いざというときすぐに行動出来るように、日頃から、避難場所や避難ルートを家族で確認しておきましょう。

地震が発生したら、まず身の安全を

大きな地震が起きても、慌てて飛び出したりせず、まず安全な場所に身を隠し、揺れがおさまってから行動しましょう。
 また、コンロやストーブなど火の始末も忘れずにしてください。

防災無線などで市からの情報に注意を

市では、今回の震災では発生当初からさまざまな手段を使って、市民の皆さんに情報を発信しました。
 市内の被害状況、ライフラインの復旧状況、被災者の生活支援情報などを「市役所からのお知らせ」にまとめ、毎日、避難所など地域の皆さんに届けました。また、ケーブルテレビやラジオ(コミュニティFM)、市のホームページでも情報提供を行いました。
 震度や津波などの緊急情報は、防災無線戸別受信機や屋外放送塔でそのつど発信しています。津波警報が発表されたときは、海岸部にいるかたは速やかに近くの高台へ避難してください。
 今後も、防災無線やケーブルテレビなどで流れる市からの情報に、注意をお願いします。

近所で声の掛け合いを

 避難するときには、出来るだけ近所で声を掛け合い、いっしょに避難するようにしましょう。
 災害時には、特に高齢者や独り暮らしのかたは地域の支えが必要です。

土砂災害に注意を

土砂災害
度重なる余震により、地盤が緩み、弱くなっている可能性が高いため、雨による土砂災害の危険性が高まっています。
 大雨警報が発表されたときには、特に土砂災害に注意してください。
 土砂災害ハザードマップで避難場所を確認するなど、災害に備えましょう。

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