神輿渡御祭

   典日  〜 令和7年 〜

  
 令和 7年 11月 16日  ≪旧暦 9月29日 前日曜≫  


   

                          → 近年の祭典風景

   安永九年(西暦1,780年)の「風土記御用書」に依れ
 ば、‘羽田権現ノ祭日ハ九月二十九日。気仙沼町ノ霞場ニ
 神輿渡御ス’とあり、当時から界隈きっての大祭だったこ
 とを物語っており、祭礼は現在も旧暦の9月29日に斎行
 している。
  朝七時に草履履きで霜柱を踏んで出発、松岩地区を一巡
 し、気仙沼市内の北野神社、五十鈴神社を経由して帰路に
 至る。神社に還御する頃には午後の七時を過ぎ、また重さ
 200キロ以上の神輿を12時間に亘って担ぐため、陸尺
 (担手)の疲労は激しく、その点に於いても有数の渡御祭
 といえるだろう。(近年では交通規制により、道中は車を
 使用する様になっている。)
  羽田神社の神輿は、唐桑町の工匠によって昭和27年に
 造営されたものであるが、経年による損耗・損傷も激しく、
 平成18年、氏子崇敬者の奉賛により改修事業が行われた。