数学ボードから(2)
ココ
>paの回転の中心caとする。
>半直線 capaとsbの交点qとする。
>pa=qとなるまでの時間を求める。とか。
>計算はおまかせします。
Paの座標(ax.ay.az),Sb上の1点の座標(bx.by.bz),Sbの法線(nx,ny,nz)を
ax = cos(t)*i+sin(t)*j+t*k+l
のような時間の関数として表し、
nx*(ax-bx)+ny*(ay-by)+nz*(az-bz) = 0
を解けば、接触する時間がわかるはずなのですが、
肝心の式を立てられませんでした。
お教え頂いた考え方だと、半直線capa等を時間の関数にする必要があるので、
同様に行き詰まってしまいます。
>えっと、paがよくわかりません。
>いかにも応用がありそうですが、どういう背景の問題なんでしょう。
移動および回転する剛体同士の衝突シミュレーションをしたいと思っています。
点a,点bは各剛体の重心で、paは一方の頂点、sbは他方の面です。
点と無限平面が接触するまでの時間を求め、その時点で面の内外判定をしようと考えました。
並進速度vaで移動する点a、並進速度vbで移動する点b、
aを通る直線を軸として角速度waで回転する点pa、
bを通る直線を軸として角速度wbで回転する平面sbがある時、
paとsbが接触するまでの時間を求めよ。
ただし、回転軸の方向は共に変わらないものとする。
自分で解けなくてお願いにあがりました。
問題を簡潔にしようとしたため不備があるかも知れません。
指摘して頂けると幸いです。
「46段歩くと0秒」の解釈が気になっていたのだが、
46段先の「ステップ」は2階に着いているので、
Aが歩いてそこにいつ着こうが関係ないというわけだな。
私の追加した未知数は、
「Aが2階に着くまでに何段登れるか」
に関係することで、
「2階まで何段あるか」
には関係しないようだ。
そんなに難しい問題なのかなぁ。
Aはx段のエスカレータを26段歩き30秒で到着した。
Aより26段先行した位置にBが立ちどまっているものと仮定しよう。
結果的にAとBは同時に着く――つまりBは (x−26) 段を30秒で進んだ訳である。
Bの速度は毎秒 (x−26)/30 段。これがエスカレータの速度に他ならない。
――と、それだけの話ではないのでしょうか?
34段-26段:30秒−18秒=x段:30秒
x段=20段
20段+26段=46段
>これを含めて考えると未知数が3つに増える
>為に、式2つでは解が得られないように思わ
>れる。
解が一意に定まらないの意味である。
coolee氏は「止まっている」エスカレータx段を
あらかじめy段歩き、残りのx−y段で所用時間
がいくらかかったとして計算している。
しかしながら出題者の意図は「動いている」
エスカレータを歩く場合であろうと推察される。
動いているエスカレータで一段歩いた
残り段数をx−γとすると、γは1より大きい
だろう。
これを含めて考えると未知数が3つに増える
為に、式2つでは解が得られないように思われる。
なお「n段歩くとm秒」の条件を追加しても、
これが他の2つから独立でないので意味がない。
n元連立1次方程式であっても、n個の式が一次独立でなければ解けない。
a〜xのxがあればそれでいいのですが
そもそもそのようなxが存在しないときはダメです。
例(1が2と3から「独立」なことを示すモデル)
Gをブリッジをもつグラフとする。
Gの辺集合 E(G)をAとし Aにおいてa〜bを{a、b}を含む(通る)
サーキット(輪ゴム状なモノ)が存在することとする。
2はあきらかに成立し3も成り立つ。
しかしブリッジaに対してa〜aでない。 //
鴉城 蒼彗さんからの掲示板 YUUへの投稿を転載しておきます。
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数学関連のホームページを探してたらここにたどりつきました。
それで一つ質問があるのですが、もしよろしかったら教えていただけないでしょうか?はじめてなのにあつかましいとは思いますがどうかよろしくお願いします。
さて、質問なのですが、同値関係の公理というものがありますよね?
aとbが関係があるということを「〜」を用いてa〜bとかくとする。
1.反射律 aをAの元とする。このときa〜aである。
2.対称律 a,bをAの元とする。もしa〜bならばb〜aである
3.推移律 a,b,cをAの元とする。もしa〜bかつb〜cならばa〜cである。
の3つが成り立っているとき、この関係「〜」は同値関係であるという。
というものです。で、
「2と3が成り立つならば1が成り立つ」
なぜならば、
2より a〜b ならば b〜a
よって3を用いれば
a〜a
すなわち1が成り立つ
という命題は間違っているらしいのです。証明も一見合ってそうなのですが・・
どこがまちがってるのかわかりません。
場違いな質問をしているのかもわかりませんが力になっていただけたら幸いです。
>渡辺氏からのメールでの出題です。
>1. 1階から2階までエスカレータで登るのに
>この上を26段歩くとすると、30秒で2階に到着し、
>34段歩くと、18秒で2階に到着します.
>このエスカレータは何段あるでしょう.
>(エスカレータが静止しているとき、見える部分は
>何段かといういみです.)
>2. この問題は連立1次方程式の問題ですか?
<Sol(Solution)1> x段とする。x-26段を30秒、x-34段を18秒なので
(x-26)-(x-34)=8段を 30-18=12秒。(←小学生は線分図使用)
8÷12= 2/3(段/秒) ----- エスカレーターの速さ
26+2/3*30= 46 より x=46 答え 46段 //
x - 26 x - 34
<Sol 2> --------- = --------- より x=46
30 18 //
以前「G2nのコセットの総数を求めよ」とか「G2nの(すべての)i次元部分空間を決定せよ」とかを問題として出しましたが、一般にGqnのk次元部分空間の総数は第kガウス係数(Gaussian coefficient)、Gqnの部分空間の総数はガロアナンバー(Galois number)とよばれているようです。
第kガウス係数を (n,k;q)で表示して、基本性質を列挙すると
・(n,k;q)=(qn-1)(qn-1-1))...(qn-k+1-1))/(qk-1))(qk-1-1))...(q-1))
(k=0,...,n)
・(n,k;q)=(n,n-k;q) (k=0,...,n)
・(n,0;q)<...<(n,n/2;q)>(n,n/2+1;q)>...>(n,n;q) (n even)
(n,0;q)<...<(n,(n-1)/2;q)=(n,(n+1)/2;q)>...>(n,n;q) (n odd)
つまり列{(n,k;q): k=0,...,n}は単峰(unimodal)
・(n,0;q)=1, (n+1,k;q)=(n,k-1;q)+qk(n,k;q)
>公式に関して、次の予想をしたい
>1+s1+s2/2+s3/6
>ここで、s1、s2、s3は多面体 ?
>何らかの方法で単位立方体、最小三角柱、
>最小三角錐に分割した場合の個数。
つぎの重みをかんがえてみたらどうでしょう。
定義 (多面体Πの格子)点Pに対して
Pの重み w(P;Π):= Pを中心とするPを含む胞体以外とは交わらない
球DとΠとの交わりの体積をDの体積でわった数
>Hadwigerっていうひとがつくった分解合同の理論っていうのはあまり予備知識要らなくておもしろくてためになります。
ボルチャンスキー 『図形の等積と分解合同』(木村君男+銀林浩著)
数学新書、東京図書 (絶版?)
『高校生に贈る数学V』第2部(by砂田)岩波書店
>Hadwigerは初等的な数学の大家で4色問題と関連する予想を立てたのでも
>有名です。
Hadwigerの予想 ループをもたないn染色的でないグラフGはKn+1を
マイナーとしてもつ。
ここで n染色的:⇔ n色あれば隣接する2頂点が同色にならないように
頂点の着色ができる
マイナー:⇔ 辺の除去や縮約(一点に縮める)や孤立点の除去
をいくつか施してえられるグラフ
Kn:⇔ n頂点の完全グラフ(すべての異なる2頂点がひとつの辺
で結ばれてるグラフ)
♯ n=4のハドヴィゲール予想は4色定理と同値。(by Wagner)
♯ n=5の場合が最近 Seymourとそのグループのメンバー(?)によって証明されて大きな賞を与えられたしょうです(寒)。 Say more?(死)
>rstanって誰かと思ったら、R.Stanleyのことか。
>代数的組み合わせ論では有名らしいな。
”代数的組み合わせ論”っていうコトバはかなり不確定で使われてますね。
日本では有限群論関係のひとがやってるデザイン関係を指すようです。
Stanleyは可換環から転向したひとで数え上げ的組合せ論の集大成的な本を
書いたそうです。
>例のファイルの名前はEhrhart.psになってる。
>Ehrhartってのはフランスの数学者で、凸多項式P
>の膨らましnPの格子点を数えるEhrhart多項式で
>有名らしい。
>実はこいつをうまく使うとPickの公式の
>高次元化もできる。なんてことは
>「可換代数と組み合わせ論」日比孝之(シュプリンガー東京)
>に書いてあった。(^^;)
じゃあ「中学までの数学で」という純粋な理念から外れてしまいますね。
あんまり予備知識の要らないおもしろい理論っていうのがあってもいいと
おもうんですケド。
Hadwigerっていうひとがつくった分解合同の理論っていうのはあまり予備知識要らなくておもしろくてためになります。
Hadwigerは初等的な数学の大家で4色問題と関連する予想を立てたのでも
有名です。
>なんか 以下のページで "Pick's theorem and generalizations"(ps)
>というのにリンクしてあります。
>
> http://www-math.mit.edu/~rstan/classes/S34/problems.html
>どんな内容なんでしょう??
rstanって誰かと思ったら、R.Stanleyのことか。
代数的組み合わせ論では有名らしいな。
例のファイルの名前はEhrhart.psになってる。
Ehrhartってのはフランスの数学者で、凸多項式P
の膨らましnPの格子点を数えるEhrhart多項式で
有名らしい。
実はこいつをうまく使うとPickの公式の
高次元化もできる。なんてことは
「可換代数と組み合わせ論」日比孝之(シュプリンガー東京)
に書いてあった。(^^;)
>問題: つぎのピックの公式を3次元に拡張せよ。
>[ピックの公式]
> 格子点を頂点とする多角形の面積は B/2+Iー1
> (ここで、Bは多角形の周上の格子点の数でIは内部の格子点の数。)
次の定理を発見した。
「格子点を頂点とし、辺、面、内部に一つの格子点ももたない、
四面体でいくらでも大きな体積のものが存在する」