3. 世界大戦と秘密結社
で、何が為に世界大戦を作ったか、という事になりますと、これは世界革命を企て、世界大戦を勃発せしめたのは、平時に於いては何事も出来ないから、戦争という事を始めさして──戦争のどさくさに紛れて、革命をやろうというのである。この事は世界大戦勃発の七年前に第二インターナショナルの第七回大会に於いて、充分協議尽くされて居るので──これは天下に隠れもない事実であります。
事実また、先般の世界大戦は、露独墺の三国の革命をもって終わって居るのであります。この三国革命の終了が、即ち戦争の終了であります。
ユダヤ人であるロシア共産党の大立物の彼のトロツキーも「革命と戦争の間に何らの限界なし」と高唱し豪語して居る位であります。事実、先般の世界大戦というものは、彼等秘密結社が、色々方法を講じて拵えたので、サラエヴォのブローニング一発の銃声というものは、ただ積んだ薪にガソリンがかけてあったのにマッチで火をつけたまでのものでありますが、この薪もまたちゃんと彼等によって積まれて居ったのであります。或る個人その者が飛び出して来てやったのではなく、例えば日本で云う彼の佐郷屋留雄と云うような個人がやったのではない、大なる組織の下にやったのであります。
オーストリアのウィヒテル博士の発表を見ますというと、フェルディナント二世殿下を倒すという事は、その前々年、大正元年5月24日、ドイツの秘密結社に於いて既に決議になって居ったのでありますが、その実行は翌年、即ち西暦で云えば1913年に事をあげる筈であったのが、色々の手違いからして遂に一年遅れて1914年に始める事になったのだと発表されております。
左様な訳で、この国際連盟なるものは、世界秘密結社の深い計画から出来たのであります。この事につきましては、フリーメーソンとユダヤ人の関係を申し上げますると、尚はっきりして来ると思いますから、この辺でとどめて置こうと存じます。
斯様なわけで、我が国がこの非常時に於いて内憂外患を切り抜けるについて、この禍根であるところのフリーメーソンというものを知るという事は、実に必要な事であると私は信じて居るのであります。
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