パウロ6世の像が持つ Bent Cross
英文記事にあったものである。
この Bent Cross があの像が持つものであることは、別のサイトでも確認できる。
ところで、少し穿ち過ぎかも知れないのだが、私の心に少し引っかかることがある。
それは、この Bent Cross は教皇様方がお使いのものより十字架上の人物の頭の垂れ方が深い、ということである。やや上から写したからそのように見えるというより、やはり深いような気がする。
腕の伸び方も、この人物を下に下にと押し下げる更なる重力を感じさせるかのようである。
しかし考えてみれば、もしこの呪われた像に付けられた Bent Cross が彼らサタニスト/オカルティストによって作られ、また付けられたものだとすれば(そうに決まっているが)、十字架上の人物が「更に下に引き下げられ」ていてもまったく不思議ではない筈である。
隠れた含意として、曰く……
イエスよ、お前はもっと下がれ。もっと下に下にと下げられよ。
あるいは、こうかも知れない。
イエスよ、見よ。お前はこのパウロ6世の時代において、これほどまでに引き下げられたのだ。アッハッハ。
彼らが「やや秘か」なかたちで(彼らはこの「やや秘か」というのが好きである)これによって「イエスの下降」を強調したのだとしても、何らおかしくはないと思うのである。
イラストにしても相当に醜い。醜いものは煮ても焼いても醜い。
パウロ6世教皇様についての或る本の表紙の上に、同じ Bent Cross のイラストを発見した(左)。イラストではあるけれど、実際のものに忠実に描かれているだろう。
人物は下に引き下げられ、十字架までもがひどく曲げられている。 醜く、そして不自然に曲げられている。
そう、人はこれを第一に、まずもって「不自然」と思わなければならない。イエス様の十字架はこんなではなかったのだから。
けれども、それにも拘らず、英文記事の筆者はこれを「現実的 (realistic)」と言う。そしてこう言う──「この磔刑像のこのような様はイエスの “謙遜” を表わしています」
カトリック信者がこれに頷くなら、お人好しである。それは即ち、彼らの「言葉」に、体のいい「説明」に、「騙された」ということである。
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