2006.04.01

浦上天主堂の御聖堂でポピュラー音楽

昨夜、時計が0時をまわった夜中に何の気なしにテレビをいれたら、ELT(Every Little Thing という若者のバンド)がライブをやっておりました。
突然、目に飛び込んできました。ボーカルの持田香織の背後の壁上方に、薄ぼんやりとした光に照らされて、しかしドドーンと大きな感じの、それはイエズス様の磔刑像でした。
ギョッとして見ると、それはかなり荘厳な磔刑像であって、結婚式場にあるもののようには見えません。間違いなく本物の教会です。荘厳な感じからして、また磔刑像であることからして、プロテスタントではない。
なお見ていますと、祭壇や御聖櫃らしいものもあります。祭壇の両側には二体の聖像が立っています。「カ、カトリック? まさかな・・。聖公会かな?」と思った。(聖公会の人には失礼)
新聞のテレビ欄を見ても「愛の謳を」とあるだけでよく分からないので、PCに向かいました。すると・・何ということでしょう、それは長崎の浦上天主堂だったのです! 信じられない思いで浦上天主堂のサイトに行って御聖堂の写真を見てみると、間違いなくテレビに映っていたものと同じでした。
「長崎までこんなことをするんだ」とビックリ、ガックリ。
番組の題名は「NIB長崎国際テレビ開局15周年記念『Every Little Thing X'mas Acoustic Live at 浦上天主堂 〜愛の謳〜』」ということでした。昨年の12月11日(日)に行なわれたと。
持田香織は浦上天主堂の主聖堂で、御聖櫃のド真ん前で、イエズス様にず〜っと背を向けながら、延々と「愛」を歌ったのでした。ギターのお兄さんも。
しかし、彼らにはあんまり罪はない。
浦上天主堂の主任神父様、また長崎教区の司教様。よくやるよ。よくもOKを出したものだよ。
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