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秘跡の授与者・儀式・準備

  1. 婚姻の秘跡の授与者はだれですか。

    婚姻の秘跡の授与者は、結婚する信者の男女で、相互にこの秘跡を授け合います。

  2. この秘跡はどのようにして授けられますか。

    この秘跡は契約としての性質をもつところから、男女の信者が主任司祭またはその代理者と二人の証人の前で婚姻の合意を表明し、互いに秘跡を授け合います。

  3. それでは、主任司祭が婚姻を結ぶ二人に授ける祝福は何のためですか。

    主任司祭が婚姻を結ぶ二人に授ける祝福は、秘跡が成立するために必要ではありませんが、教会の名において二人の婚姻の成立を認め、神の祝福をさらに豊かに願うためです。

  4. 婚姻を結ぶ者はどんな意向を持たねばなりませんか。

    婚姻を結ぶ者は、

    1.

    結婚生活にお呼びになった神の御旨に従い、

    2.

    結婚生活において自己の聖化に努め、

    3.

    おぼしめしによって子供を授かったときは、キリスト教的な正しい教育を与える意向を持たねばなりません。

  5. 実りある婚姻の秘跡にあずかるためにはどのような準備をしなければなりませんか。

    実りある婚姻の秘跡にあずかるためには、

    1.

    神の御旨を知り、結婚生活に必要な恩恵を得るために神に祈り、

    2.

    はっきりした約束をする前に、親に対する服従と尊敬の念から、それぞれ自分の親に相談し、

    3.

    前もってよい告解をし(必要なら総告解)、

    4.

    互いに罪の機会となるような、あまり親密なことば使いや行ないを避けなければなりません。

  6. 夫婦の主な義務は何ですか。

    夫婦の主な義務は、

    1.

    結婚の忠実を完全に守り、いつ、どんを場合にもキリスト信者らしくふるまい、

    2.

    互いに愛し、忍耐し合って、平和で調和のとれた生活をし、

    3.

    子供が生まれたならば、必要なものを与え、キリスト教的教育をほどこし、神の召し出しに自由に応じるよう助ける

    ことです。

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