良心の糾明とは何ですか。
良心の糾明とは、前の告解後、最初の告解なら洗礼後に犯した罪を克明に調べることです。
良心の糾明はどのようにしますか。
良心の糾明は、思い、言葉、行ない、あるいは怠りをもって、神の十戒、教会の掟、身分に応じた義務に反して犯した罪で、まだ告解していないものをすべて注意深く思いだし、調べることです。
ほかにも糾明することがありますか。
ほかにも、悪い習慣や罪の機会について糾明します。
良心の糾明の時、犯した大罪の数も調べますか。
良心の糾明の時、犯した大罪の数も調べるべきです。
罪はどんな場合に大罪となりますか。
罪が大罪となるのは、重大な事がらについて、はっきり意識し、完全に承諾して犯すときです。
重大な事がらとなるのはどんな場合ですか。
重大な事がらとなるのは、神の十戒や教会の掟にいちじるしく背いた場合です。
はっきり意識して犯すとはどんな場合ですか。
はっきり意識して犯すとは、重大な悪を犯していることを完全に知っている場合です。
完全に承諾して犯すとはどんな場合ですか。
完全に承諾して犯すとは、罪であると知りながら、すすんで罪を犯す場合です。
良心の糾明には、細心の注意が必要ですか。
良心の糾明には、非常に重要な仕事をするときに見せるような細心の注意が必要です。
良心の糾明にはどのくらい時間をかけるべきですか。
良心の糾明に要する時間は必要に応じて変わります。すなわち、良心の負担になる罪の数や質によって、また、前の告解からどれほど日数が経ったかによって変わります。
どうすれば告解前の糾明をやさしくできますか。
その日の行ないの糾明を、毎晩するなら、告解前の良心の糾明はやさしくできます。