ミサ聖祭にふさわしい心構えをもってあずかり、実りあるようにするには何が必要ですか。
ミサ聖祭にふさわしい心構えをもってあずかり、実りあるようにするには、
1. |
節度ある外見を保ち、 |
2. |
信仰にみちた心を持つこと |
が必要です。
節度ある外見を保つとはどういうことですか。
節度ある外見を保つとは、特に、慎みのある服装をし、沈黙を守り、潜心し、典礼に定められている通りに起立・着席などの動作をすることです。
信仰にみちた心でミサ聖祭にあずかるにはどうすべきですか。
信仰にみちた心でミサ聖祭にあずかるには、次のような点に注意すべきです。
1. |
初めから私たちの意向を司祭の意向に合わせ、ミサ聖祭を(それが)制定された目的のために神にささげる。 |
2. |
司祭のする祈りと動作に心をあわせる。 |
3. |
イエズス・キリストの御受難と御死去を黙想し、その原因となった罪を心から忌みきらう。 |
4. |
御聖体を拝領するか、少なくとも、司祭の聖体拝領のときに、霊的聖体拝領唱をとなえる。 |
霊的聖体拝領とは何ですか。
霊的聖体拝領とは、秘跡を通してイエズス・キリストと一致したいとの強い望みを表わすことで、たとえば、「主よ、御身の尊き母が御身を受けしときの、清さと謙遜と信心とをもって、また聖人たちの心と熱とをもってわれも御身を受けんと望みたてまつる」と唱えて、実際の聖体拝領の前後と同じようにすることです。
ミサ聖祭中に個人的な祈りをすれば、ミサ聖祭の効果の妨げとなりますか。
ミサ聖祭の儀式に気を配ってしたがう限り、個人的に祈りをしても御ミサの効果を妨げることにはなりません。
ミサ聖祭中に人のために祈るのはよいことですか。
ミサ聖祭中に人のために祈るのはよいことです。そればかりか、ミサ聖祭中こそ、死者や生きている人々のために神に祈るのに最もふさわしい時です。
ミサ聖祭が終わってから何をすべきですか。
ミサ聖祭が終われば、この偉大な犠牲にあずからせて下さった神に感謝をささげ、ミサ聖祭中に犯した誤ちの赦しを願うべきです。